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私が放課後等デイサービスを開設したいワケ
放課後等デイサービスとは平成24年4月に児童福祉法に位置付けられた新たな支援サービスです。
開始され年数も浅いこともあり、サービス自体を知らない方も多いです。
事業所の数は年々増えていますが、その内容は多種多様であり支援の質の差の開きが大きいのが現状です。
これは私の地域の感覚ですが、本当に通わせたいと思える事業所は本当に少ないです。
実際に放課後等デイサービスを運営する事業所は多いです。
しかし、その内容は「療育」と呼べるようなものではなく、子どもの預かりをメインに行っている「学童の延長」のようなところが多くを占めるのではないでしょうか。
もちろんお仕事をされている親御さんたちの中には「居場所があるだけでありがたい」と思う方もいるでしょう。
でも、お子さんはどうでしょう。
どんな大人と一緒にいたいでしょう。
きっと、自分のことを理解し肯定してくれる大人のいる場所ですよね。
凸凹キッズは、普段から大人に注意をされたりすることも多いでしょう。
強調性を重視する日本の教育の中では、仕方のないことかもしれません。
しかし、そんな子どもたちにもたくさんのいいところがあり、才能があり、
生きる力があります。
そんな素晴らしい能力を発揮させてあげるのは、環境ではないかと私は思います。
子どもの才能を伸ばしてあげられる環境、すなわちしっかりと知識を持った大人が寄り添い安心できる空間を与えることです。
現代の多様な世の中に柔軟に対応できる大人。
子どもの個性を引き出せる大人。
私は、そんな大人が集うプロ集団を作りたいと思っています。
放課後等デイサービスは福祉サービスの中でも参入しやすい事業のため、年々事業所の数は増え続けています。
では、その放デイにはどれだけ専門的知識を持った大人がいるのでしょうか。
実際の開業要件をみてみましょう。
1、児童発達管理責任者(自発管)……福祉業務従事・該当国家資格必須で資格取得可能
2、児童指導員・保育士・または障害福祉サービス経験者
3、管理者……資格・経験不要
4、指導員……資格・経験不要
1の自発管は取得に勤務経験や国家資格が必要となりますのである程度の経験や知識が必要となっています。
しかしこの自発管の資格取得に関しても、要件を満たせ場受講できるものであり、適正を判断し得られた資格ではないのです。
もちろん立派な自発管の方もたくさんいらっしゃいます。
こうしてみていくと、全従業員が専門知識を共有していなくとも、開業ができてしまうという現実がお分かりになるでしょうか。
人数合わせのような大人が見守るだけの放課後等デイサービスではなく、
子どもと向き合うことのできる大人しか居ない放デイがもっともっと増えるといいなと思います。
今は本当に少ない。
あっても送迎が必要であったり、家からかなり遠かったり、そもそも順番待ちでいつ入れるか分からないというのが現状です。
そして子どもだけでなく、凸凹キッズを抱えて日々奮闘するお母さん・お父さんたちにも寄り添うことのできる人員。そんなスタッフが集う放課後等デイサービスが、本当の意味でのこの福祉サービスの存在意義だと思います。