入試で大切なこと

皆さんどうも、桧山です。

本来であれば一週間ほど前に書こうと思っていたのですが、アルバイトなどで時間が取られ書くことが出来ませんでした。すいません。

今回は、「入試の勉強」にフォーカスして記事を書こうと思います。

先日、僕のバイト先である塾の生徒たちが公立高校入試の合格発表を迎え、今年在籍していた中3生全員が合格という快挙を達成。講師として2回目の高校受験を終えました。

大学がオンライン授業になっていた影響でバイトに多く入れたこともあり、僕は在籍していた中3生を全員いずれかの科目(主に英・数)で担当させて頂きました。結果としては先述の通り全員合格したわけですが、彼らには共通して当てはまる要素がありました。それは全員が、「全教科で安定した得点を取れる」「苦手な教科を飛び抜けて得意な教科で補えていた」のどちらかに当てはまっていたということです。「合格している子なら当たり前だろ」と言われそうですが、これに当てはまることがなかなか難しいのです。

高校入試は基本的に英・国・数・理・社の5教科による筆記と、面接、そしてそれぞれが持つ内申点の三観点をそれぞれの高校が設定する比率(三観点の比率合計が10)に当てはめ、その合計点で合否を決めます。基本的にどの高校でも筆記>内申点>面接の順で比率が割り振られているため、中学校で出される内申点を出来るだけ稼ぐことはもちろんのこと、筆記で高得点を取るために多くの時間を費やすことになります。

しかし筆記試験で解く5教科の中にも生徒によって得意・不得意があるため、勉強をしていても苦手な教科>得意な教科という時間配分となります。そこで必要となってくるのが平均点を安定して取れる教科、そして平均点を15~20点安定して上回れる得意教科があるかです。

理由としてはいたってシンプル、苦手である教科を平均点程度に取れる教科、そして得点源である得意教科にしていくための時間に充てたいからです。得意な教科がある場合でも苦手な科目があったとしたら、

例:英語で85、理科で25点を取った場合の平均→(85+25)÷2=55

というように、せっかくの高得点が苦手な教科によって平均点(60点前後)以下まで減少してしまいます。基本的に高校入試は325~350/500が合格の平均とされているため、一教科当たり65~70点、より偏差値の高い学校ならばそれ以上の点数が必要となってきます。よって得意教科では高得点を取ること苦手教科で点を落としすぎないことが最重要となるわけです。

今年の受験生は文系教科(英・国・社)のいずれかが得意の生徒が多く、模試でも安定して点数が取れていました。そのため試験勉強を見ていると、文系教科よりも理系教科(数・理)を勉強している機会が多く見られ、質問された内容もその二教科についてのものが多かった印象があります。

試験直後に塾で行った自己採点でも得意教科では高得点、苦手としていた教科でも平均点を取れていたり、平均点+10点以上超えた点を取っている生徒も見られ、自己ベストを更新している生徒も数多くいました。得意教科であまり揮わなかった生徒も苦手教科が得意教科から10点以上離れず、おかげで全体の平均点に大きな影響を及ぼすことなく、合格通知を貰っていました。

ここまで長々とお話ししましたが、とにかく受験を突破する上で最大のポイントは、「どれだけの時間苦手教科と向き合えるか」にあります。そのためには全5教科の中で平均点を取れる教科、そして平均点を15~20点を上回る得意教科をどれだけ増やせるかが勝負になってきます。確かに飛び抜けた教科があれば苦手があっても困らないと思います。しかし飛び抜けて得意というのは「95~100点を取れるレベル」として見ており、なかなか厳しいでしょう。それなら苦手教科を減らす時間に費やした方が良いと考えています。

今年から学習指導要領が変わり高校1年生の内容が少し中学3年生の中に入ってくるため、より一層勉強する量が増えます。その中でも次の中3生が志望校に合格出来るよう、僕も講師として少しづつ精進していきたいです。

次回は各教科の勉強法について考察していこうと思います。

ご覧頂きありがとうございました。

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