IDPOSについてエンジニアサイドで感じること
1.IDPOSとは
・メンバーズカード(小売りチェーン、Tポイントなど)が基準となります。
・氏名、生年月日、性別、住所、その他付帯情報が登録されます。
・氏名で分かること:利用店舗と購買履歴が分かります。これは、
自宅周辺なり、勤務先、行動範囲が定まります。
朝に会社近くの店舗で買うもの、時間帯問わず購買する店舗で
行動が推測されます。
・生年月日:年齢層、性別、で購買傾向が高い商品が分かります。
・住所:購入店舗との関係性と、自宅地域別、商業地域の
年収データを組み合わせることで、生活水準を推計できます。
・これらを組み合わせることで、店舗ごとの効率の良い棚割、
マーチャンダイジングの近道を得ることが出来ます。
2.分析のための整理
・固定客への販売数の実績が追跡可能。
・固定客の属性(年齢、性別、居住地域)等が分かる。
・同じ属性の中で、店舗ごとの販売実績、販売率を比較でき、結果
棚割の不備、送り込み数の不足なのか、店舗オペレーション、
店舗属性等の問題点の洗い出しに貢献できる。
・属性に対する効果的なプロモーションを可能にする。(例えば、
平日のビジネス街前提でコーヒーのプロモーションをすることで、
それと併せて売れる商品の販売に寄与する等)
3.IDPOSの前提
・IDとして登録されている内容が正しいこと。
・登録されている情報を基準にしてもデータに濁りは出る。
(クレンジングを要する)
・過剰にIDの情報を推計してはいけない。
4.ID精度の向上策
・初期の登録情報の正しさの制度を上げる。
本人確認(個人情報の観点から追加ポイントを付与する等)
・性別属性の拡大:男女のみならず、未回答、その他の追加
・情報の定期的更新
1)住所の更新:はがきを発送し、ポイントを付加等
2)結婚、家族の追加:定期的にメール、ハガキ等でポイント付与
・チェーン・店舗のイベント情報の更新
例)大型受注等の情報の入手と反映、店舗改装、改廃情報の反映
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