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失恋を完了させた日


突然だけれど、今日わたしは失恋を完了させた。

ただ失恋をした、ではない理由がある。

わたしは彼に合計4回ほど告白をしてその全てをやんわりと断られていたのに諦めきれなかった。
彼はどの色や形かは知らないが私のことが好きだった。
いつか好きになってくれるのではないか、好きでいるだけなら楽しいことばかりだからいいのではないか。
諦めの悪さは良い時と悪い時で秩序に現れる。

彼は対面で会話するというよりはわたしの気持ちや見てる方向を一緒に見て、共感したり考えたことを話してくれるような人だった。そこが好きだった。
自分の弱いところを見せられる人だったというところも好きの理由の一つだったと思う。
かっこ悪いところも悩みも全部打ち明けられる人だった。

でも無理やり手繰り寄せた運命は少し違ったようで。そして人の価値観や考え方を変えることが出来ないことは過去の恋愛からも痛いほどよく知ってる。



なんでもしてくれる人だった。わたしのことも嫌いになることはないだろう。そう確信できるほどの人だった。怖がりの私が安心できる場所だった。

でもわたしが今後一緒に生きていきたい人は互いを尊重できる人、応援し合える人であって全てを肯定してくれる人ではないし相手を大事にしたいという意思が彼には無い。自分には出来ないと主張するだけだった。

知り合ってから5年、出会ってから2年ほど短いようで濃い恋だった。
本当に楽しいことばかりだった。


どれも後悔では無いし、やりたいことは全てやったし楽しい思い出はなかったことにならない。
だけどわたしは幸せになる人だ。なれる人なのだ。
幸せになることを、誰かと生きていくことを諦めるつもりは無い。

ここをバネにまた進んでいける。
べそべそ泣いてる暇はないのだ。
今回遠くまで会いにいけたことも良いタイミングだったのだと思う。これこそがまさに運命のように。

飛行機よ、わたしを東京に戻して。
幸せになれる人と環境を探すよ。


✈️飛行機の中で書いた下書きより

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