スープジャーでティータイム
私がスープジャーを使って淹れるお茶について、そのブレンド比率と淹れ方を説明したい。
このお茶はノンカフェインである。ほんのり甘いので砂糖を入れずにストレートで飲むことができる。
一番煎じ「三茶」
まず、これから始めてスープジャーでお茶を淹れる時について説明する。
用意するものは、以下の通り。
・スープジャー
・熱湯(スープジャー1杯分)
・黒豆(10粒程度)
・殻付きのハトムギ(小さじ2程度)
・小豆(小さじ2程度)
作り方は、スープジャーの中に全部入れて、しっかりとフタをして1時間以上放置するだけである。スープジャーの予熱は不要。
私は300mLのスープジャーでも500mLのスープジャーでも、このレシピで作っている。
この三茶を飲む時は、スープジャーの中から液体部分のみを湯呑みやカップに移して飲む。意外と黒豆が出てきやすいため、箸などで押さえながら液体部分を取り出すと良いだろう。
冷めても美味しく飲める。甘くて香ばしい、ココアともコーヒーとも違う、ほっこりとした味である。三軒茶屋とは関係ない。
二番煎じ「茶々」
スープジャーに先程の三茶の出がらしが残った状態で、次のお茶を淹れる。
用意するものは、以下の通り。
・上記三茶の出がらしの入ったスープジャー
・熱湯(スープジャー1杯分)
・蕎麦の実(小さじ2程度)
・レンズ豆(大さじ1程度)
・たかきび(小さじ2程度)
作り方は、スープジャーの中に全部入れて少しかき混ぜてから、しっかりとフタをして1時間以上放置するだけである。スープジャーの予熱は不要。
私は300mLのスープジャーでも500mLのスープジャーでも、このレシピで作っている。
この三茶を飲む時は、スープジャーの中から液体部分のみを湯呑みやカップに移して飲む。意外と黒豆が出てきやすいため、箸などで押さえながら液体部分を取り出すと良いだろう。
蕎麦の実が、ほんのり蕎麦湯のようなまったり感をプラスしてくれることで、先程の三茶とは違った味わいになる。歴史上の人物、とりわけ他人の嫁は関係ない。
最後は「弓弓」を食べる
スープジャーに、ここまでの出がらしが残った状態で、最後はお米のないお粥もどきである「弓弓」を作って食べる。
用意するものは、以下の通り。
・上記茶々の出がらしの入ったスープジャー
・熱湯(スープジャー1杯分)
・あわ(小さじ1程度)
・ひえ(小さじ1程度)
・キヌア(大さじ1程度)
・オートミール(大さじ1〜2程度)
作り方は、スープジャーの中に全部入れて、しっかりとフタをして2時間以上放置するだけである。スープジャーの予熱は不要だが、スープジャーの中が温かいほうが美味しく仕上がる。
私は300mLのスープジャーでも500mLのスープジャーでも、このレシピで作っている。慣れてくると、スープジャーに合った分量がわかってくる。
三茶→茶々→弓弓の生活
私の場合、夕飯後に三茶を仕込み、夕飯に弓弓を食べる。外でコーヒーを1杯飲む日があるかどうか、あるいは銭湯の帰りに牛乳かペットボトルを1本飲むくらいで、それ以外は基本的に三茶か茶々を飲んでいる。
今まで何でこんなにインスタントコーヒーやハーブティーのティーバックを買ったのだろうと不思議なくらい、三茶か茶々で十分である。
なお、500mLで作ると、なかなかなボリュームになる。正直なところ、この弓弓と、同じくスープジャーで作った500mLのお味噌汁だけで、お腹いっぱいになる。
というのも、弓弓は少し小豆やハトムギが硬いため、顔と顎の筋トレだと思って最低でも50回は噛んだほうが良い。
薬膳や食養に詳しい方なら、これが健康的な食事ということがわかると思う。ごま塩を振って食べても良いが、私は具沢山の味噌汁をおかずに食べている。
夜勤の日も含めて毎晩この三茶→茶々→弓弓という生活をしているのだが、この生活にしてから甘いものを食べなくなった。お茶が甘いから、もう甘いものはいらない。
そして(元から肌ツヤは良いほうだが)さらに肌ツヤが良くなった。2021年時点でアラフォーというよりはアラフィフなのに、30歳に見られる(否定したら27と思われた)。時々ご年配の方に「若いのにすごいね」とか「若いのに偉いね」なんて言われるけど、若くないですから(笑)。
ちなみに、気になるお味は、かなり美味しい。オートミールやお粥にありがちなもっさり感は全くと言って良いほど感じない。キヌアのプチプチ感や、黒豆のホクホク感など、色々な食感を一度に楽しめる。
お湯は太陽熱で
さて、このレシピで使うお湯なのだが、太陽熱で作ったお湯を使ってみてはいかがだろうか。
かりに太陽熱だけで熱湯を作ることができなくても、太陽熱を使う意味はある。というのも、蛇口をひねって出てくる冷たい水を沸かすよりも、太陽熱で温めた水を沸かすほうが消費エネルギーが少なくて済むからだ。
いつも金曜日は太陽熱の利活用の話を書いているのだが、今回は写真を取り忘れたこともあり、このお茶の話を書いてみた。