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日本のEV車の問題点…使い捨て?

既に記事を書いていたつもりが書いていなかったみたいなので、書く。
日本のメーカーの作るEVを私が買わないのは、根本的な問題点があるからだ。その問題点とは、第一に「バッテリーがダメになったら新車に買い替え」という点である。そして「メーカー独自のバッテリー規格」である点も問題である。これは「充電スポットの問題」にもつながる。

新車販売台数が命のメーカー

まず最初に「バッテリーがダメになったら買い替え」について書きたい。実際、私の友達で、リーフに乗っていた人が言っていた。
とても几帳面な性格で丁寧に乗っていて車体はピカピカなのにバッテリーがダメになった。それで修理に出そうとしたら修理代よりも新車を買ったほうが安い、と。高々6年しか乗っていないのに廃車である。

自動車メーカーは新車の販売台数が大切なのだろう。どのメーカーもバッテリーがダメになったら新車に買い替えという流れである。いかにも環境に優しそうなイメージの電気自動車のクセに、直して使わない・使い捨てレベルであることに呆れる。
ましてや日本は資源が限られる。鉄もアルミも、車の材料はほとんど輸入に頼らざるをえない国である。なのに直して使うことはハナから想定せずに新車に買い替えさせるというメーカーの戦略は、バカげている。

バッテリーがダメになったら新品に買い替えさせるのは、スマホもそうだ。まだスマホの場合はスマホの性能が時代遅れになるタイミングと合わせて新品に買い替えが意味を持つから許せる。しかしEVはバッテリーがダメになるまでの数年で、どれだけの技術革新が行われていると言うのだろうか。車の本質は、安全に大量のモノを早く遠くに運べることである。

なお、「バッテリーがダメになったら」という点で、こちらの記事も参考にされたい。手回し式の防災ラジオも、バッテリーがダメになったら使えないし、修理するよりも買い替えという地球に優しくないのは問題であるが、モンベルのラジオはその問題がシッカリと解消されている。

充電スポットの問題

新品を買わせる戦略の問題に加え、もう一つ私が納得できないのは、充電スポットの問題である。規格が色々とある上、スポットがあっても常に使えるとは限らない。充電に時間も取られる。
あえてショッピングモールなどで買い物させて、その間に充電できるなんて施設もあるようだが、カセットコンロのようにガス切れしたら新しいガスを差し込んで使えたら、どんなに手軽だろう。

東南アジアの国によっては、カートリッジ式のバッテリーでないとEV タクシーを走らせてはならないと決めた国がある。
これは生産性の問題にもつながってくる。ひいては競争力にも影響する。かたやバッテリーを積み替えて次の仕事をこなす国があるというのに、日本は充電に時間を取られて仕事が滞るとしたら、どちらの国が強いか明白である。
海外では既にそういう動きが起きているのに日本は取り残されている。必死にハイブリッドにしがみつこうとしているメーカーもあったりする。
あれほど携帯電話でガラパゴス化が言われたのに、同じ失敗を自動車産業は犯そうとしている。

EV BOSCO という選択

それで私は、神戸にあるボスコというガレージが海外にOEMをお願いして作っているEV BOSCO に目をつけた。カートリッジ式のバッテリーを積ませて欲しいと無理難題をお願いした。
これまでの無理難題と、このEV BOSCO で私が挑戦してみたい野望は、このマガジンにまとめてある。なお、このマガジンは逐次、記事を追加してゆく予定である。

今度いよいよ9月25日に、納車の予定である。

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