NORADでサンタを追いかけよう!
アメリカとカナダの防衛を担う北アメリカ航空宇宙防衛司令部(NORAD)。
サンタクロースと何も関係ないようなこの組織ですが…
実は毎年クリスマスになるとサンタクロースを追いかけているのです!
今回はこの不思議な任務についてちょっと紹介しましょう!
NORADがサンタを追跡するワケ
この特殊任務が始まったのは冷戦真っ只中の1955年。
NORADが大陸防空司令部(CONAD)であった頃に遡ります。
アメリカ・コロラド州に拠点を置く百貨店のシアーズが「サンタクロースに通じる電話」を開設。
この広告に間違えて載せてしまったのがCONAD司令長官へのホットライン。
11月30日にサンタと話そうとした子どもが間違えてCONADに電話した出来事。
これが70年近く続く伝統の始まりです。
といっても、電話に対応した当直司令の大佐は不機嫌に対応したため、電話はかかってこなくなりました。
時は変わり12月。
大佐の部下が航空機の追跡に使うボードにサンタの写真を置いたとき、これは広報の機会になると大佐は考えました。
報道機関に伝えられたサンタ追跡任務。
これは一度だけの任務にはならず、現在も続いています。
サンタの追跡は最新のテクノロジーで
普段は北米の防衛に使うレーダーや人工衛星をサンタの追跡に使います、
サンタを守る翼
まずはカナダNORADのCF-18A/B(F/A-18A/B)戦闘機が北米を訪れるサンタを歓迎します。
そしてカナダを飛行するサンタを護衛し、安全な飛行をサポートします。
その後アメリカに入るとアメリカNORADの出番。
F-15C/D戦闘機やF-16C/D戦闘機、F-22A戦闘機などがサンタを護衛します。
どうやらサンタはパイロットと出会うのが楽しみだとか…
日本におけるサンタ追跡任務
筆者独自の調査によるとサンタの追跡任務は日本でも実施されています。
政府の情報収集衛星、航空自衛隊のレーダーサイトなどで追跡され、領空に入ると航空自衛隊のF-15J/DJ戦闘機やF-2A/B戦闘機、F-35A戦闘機などが護衛を行い、日本での安全な飛行に貢献します。
陸上自衛隊や海上自衛隊、在日米軍も護衛に参加しているとされますがまだまだ明らかになっていない事が多いです。
NORADが公開したサンタとトナカイ、ソリの情報
サンタの基本情報
NORADによるとサンタは身長約170cm、体重は180kg(クッキーを食べる前)です。戦闘機から撮影した写真では、お腹は太め、冷たい風の中でソリに乗っているため頬っぺたは赤く、ひげは白く長いことが確認されています。
年齢は1600歳以上、煙突を降りる方法は現在も不明とまだまだ謎に包まれており、更なる調査が望まれます。
サンタはキリスト教以外の国にも訪れ、子どもたちが寝ている間にプレゼントを届けるとされ、起きているとプレゼントは届けられないとの事です。
トナカイの基本情報
トナカイは合計9匹
・ダッシャー
・ダンサー
・プランサー
・ヴィクセン
・コメット
・キューピッド
・ドナー
・ブリッツェン
・ルドルフ
ルドルフの赤い鼻はミサイルの発射に似た赤外線反応を示すため人工衛星の赤外線センサに反応するとされています。
ソリの基本情報
ソリは全天候型の短距離離陸垂直着陸機(STOVL機)と考えられています。
無補給で長距離移動ができ、クリスマスイブにだけ使用されるとされます。
(クリスマスの1ヶ月前のテスト飛行でも使用されるとの説もあります。)
最後に
サンタクロースの追跡はこちらからどうぞ。
あと誰か私にプレゼントをください…