文章で気をつけたいこと
文章を書くのは難しい。
私の場合、どうしても自分の感情が入ってしまう。もちろんその人の文章はその人だけのものであって、同じ内容を誰が書いても同じものになるわけではない。文章には、その人自身が現れている。
しかし同時に、(論文を書くときは特にだけれど)きわめてザッハリヒなものでなくてはならないという側面もまたあるのである。
これについては、大学院に進学して研究を始める前からずっと悩んでいたことだった。レポートでいくらかましになっていたものの、やはり主観性を完全に排除したものは書けないし、だからといって主観的な文章であればそれは人に何かを伝えるという目的に沿わないことがあるためだ。
この頃も同じことを(いまだに)考えていて、ネットで検索していたとき、こんな記事を見つけた。
まさにこれだ!と思った。ということは、私と同じことで悩んでいる、悩んだことのある人が世の中にいるということである。
アク抜き術、、これがなかなか難しいのだ。個性を抜きすぎるのではなく、自分の文章でありながら自分を出さない。
仕事で新聞記事を読む機会も多いのだが、新聞はまさにアク抜きされた文章の最たるものである。目的によってこの「アク抜き術」の必要度合いが異なってくるわけだが、文章を書くうえでアク抜きをする必要がまったくないということはないはずだ。そうしないと、独りよがりの文章になってしまう。
どうにかこれを身につけていきたい。なにから始めるべきか?(まずは論文執筆・・・)