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【アラサー公務員の転職記録⑤】エントリーできないスランプから脱出!ようやく道が見えた11月後半

アラサー公務員の転職記録シリーズ、5本目です。

前回は「プロから提案された適性をもとにエントリー開始したものの、志望動機が全く言語化できず、どこにエントリーしていけば良いかわからなくなり振り出しに戻る」というお話でした。

転職記録シリーズの記事はこちら。

「できないことはプロに投資しよう」と思い頼った転職支援サービスでしたが、頼りすぎて自分自身と向き合うことが疎かになっていました。

一時はどん底まで落ちましたが、ここからどのように立ち直り転職活動に臨んだのか。
今日は転職活動がやっと軌道に乗るまでのきっかけをご紹介します。

Wantedly経由のスカウト。公務員経験を活かせる企業との出会い

プロのコーチに勧めていただいた職種(HR領域)が、実は自分の中に全く落ちていなかったことに気づきどこにもエントリーできずに悩んでいた時期。

しばらく求人サイトは見ない方がいいとアドバイスをもらっていました(前回記事参照)。

その頃、たまたまSHElikesでライター志望者向けにビジネスSNSと呼ばれるWantedlyについて学ぶイベントがありました。
「求人票は見ないけど、入口は増やしておこう!」と思い、イベントで学んだノウハウを活かしてWantedlyをゴリゴリ整備。

それからすぐに初めてのスカウトが。
自治体向けのサービスを展開している企業でした。

求人サイトで怒涛のように送られてくる無機質なスカウトとは異なり、私の経験(部署も)を見てスカウトいただいたことがわかる文面。

本当に世を知らなさすぎて恥ずかしいのですが、私は公務員経験活かせる転職は同業以外にないと思い込んでいました。

現職(自治体)でもたくさんの事業者に業務を委託している。
ということは行政向けのサービスを展開している企業はたくさんあるのか!と、当然のことにこのとき気がつきました。笑

私は行政の仕事の進め方や組織の特異性に思うところはたくさんあったけれど、行政が扱う分野(社会的な課題)への興味・関心を失っていたわけではありませんでした。

外から行政にアプローチをかける企業であれば、行政の手が及ばない範囲を専門的な立場で請け負うことで、行政を通して社会課題に取り組むことができる。
身を置く場所を変えながらも、強み(=経験)を活かしながらやりがいを持って働けるかもしれない。

今まで感じたことのなかった希望を胸に抱きながらカジュアル面談承諾の連絡を入れ、お話を聞かせていただくことにしました。

この企業は価値観に「社会貢献とビジネスの両立」を謳っていることもあり、目指すところや事業に共感できてかなり興味をそそられました。

選考の話はまた次回書きますが、この企業とのカジュアル面談が軌道修正のとっかかりになったと今では思っています。

転職エージェントとの面談。公務員からの転職について聞く

前述の企業とのカジュアル面談から1週間後。
12月からは絶対にエントリー再開したいと思っていたので、転職エージェントとの面談を予約していました。

転職エージェントはリクルートエージェント
時間は30分。

3つのテーマについて質問し、お話していただきました。

①転職活動の流れなど(全体感)
・平均、選考で1ヶ月半くらい、内定後1〜2ヶ月で入社。4月入社でも応募は12月からするのが吉。12月はとにかく求人が多い!

エントリーはスピード勝負。よっぽどミスマッチ求人じゃなければ求人が出てすぐにとりあえずエントリーするのが良い。未経験であればまず書類が通るのも平均1〜2割。その後の選考に進むかはエントリー後に考えるので十分間に合う。
ここのスピード感がないことで転職活動が滞る人が結構いる。

「エージェントはとにかく大量にエントリーしろと言ってくる」とも聞いたことがあったのでこれについては聞き流そうと思っていたのですが、そうすべき理由をすごく論理的に説明してくださったので腹落ちしました。

詳細は次回になりますが、実際の転職活動でもアドバイスどおりラフにエントリーしていったことで良い方向に進んだと思っています。

②公務員から転職しやすい職種
・コンサル(約4割)
「現場の課題を集めて法整備や事業に落とし込む」という仕事の進め方が公務員の仕事と似ている。

・法人営業(約2〜3割)
公務員は業務調整やファシリテーション、プロジェクトマネジメントなど受託案件をうまく進めるためのスキルを持ち合わせている人が比較的多い。

・管理部門(2割以下)
経理、総務、人事など。社内外問わず調整の多い業務で、この点で公務員は経験者が多い。資格や専門知識があると尚よし。
但し先のキャリアの選択肢が広がりやすい上記2職種と比べると管理部門に特化したキャリアになりやすい。

・一般事務・SEなど(たまにいる程度)

↑公務員の転職先にコンサルが多いことはなんとなくイメージがありましたが、法人営業は知りませんでした。

幸い私は直近3年間自治体の官房部局で働いていたので、調整力が活かせるイメージができましたし、先のキャリアが広がるのも魅力に思えました。

③編集職について
内定が出やすい条件は以下の二つ。

・企画や編集の経験
趣味や副業でも良いのでPFが出せると内定率UP。

・法人・クライアント折衝経験
受託制作だとクライアントや対法人とのやりとりが多い。
→法人折衝の経験を積んでからの方がスムーズかも。

↑強いこだわりはなかったのですが、SHElikesでWebメディア周りの勉強をしていたこともあり、サブ的にエントリーしてみたいとお話したところいただいたアドバイスです。

「もちろん簡単ではないけれど、不可能ではないし求人も紹介もする」と言ってもらえてホッとしました。

総じて、私の担当者の方はすごく良い方でした。
私の思いや疑問を聞き入れ、論理的にわかりやすくアドバイスをしてくださったことにとても感動しました。
(どうやら公務員求職者の支援実績が多い方だったようです。)

というのも、正直私は転職エージェントにあまり期待していませんでした。
「転職エージェントの目的はあくまで求職者に内定を取らせること。特に公務員に対しては強く当たられることも少なからずある。」
というような話も聞いたことがあり…。

とはいえ無料だから使わないのももったいない、使えるものはとりあえず使っていこうというかなり後ろ向きな理由で申し込んだ面談でした。

ところが、公務員からの転職についてかなり詳細に教えていただいただけでなく、担当者のスタンスが「公務員からの転職、そもそもそんなに珍しいことじゃない」風だったのが私にはかなり目から鱗で、安心してお話できました。

ここまできて、ようやく私は一つの結論を出しました。

今回の転職、「6年間の公務員経験を活かせる求人」を最優先に狙っていこう。
プラス、やりたい軸でサブ的に編集職も見ていく。

自己分析やキャリアコーチングで見出してきた性格や価値観の適性は、企業を絞っていくときの材料として活用する!

きづく。転職相談 キャリアコーチング

11月下旬:4回目(最終回)

最後のキャリアコーチング。

前回はお悩み相談で終わってしまいましたが、最終回はここまでの紆余曲折と、それを経て今後エントリーしていこうと思っている求人の方向性(前述)をお話しました。

それを受けていただいた言葉。

初回will-can-mustのワークで、nonさんは「can」がダントツで多かった。
やっぱり「やりたい軸」より「できる軸」
「得意を活かしたい」思いが強いのかもしれないですね。

最初のワークからかなり遠回りしてしまったけれど、ここまでちゃんと繋がっていたな、と思い感慨深くなりました。

しかしここがようやくスタートライン。
12月からの本格エントリーに向け、最後は志望動機の作り方や面接のアドバイスをいただいて、4回のトレーニングを終えました。

私は「きづく。転職相談」のキャリアコーチングを転職活動前の準備、飛行機で言うと離陸前の滑走路を走るフェーズで活用しました。

おかげでしっかり離陸して、この後の転職活動に旅立てたと思います。

やっと霧が晴れた11月後半を振り返って

シリーズ5本目まできて依然として本格的なエントリーに至っていないという有様ですが、今振り返ると転職活動中よりも前の方がしんどかったなという印象です。

一時はもう本当に転職活動なんてできないのではないかと思いましたが、思いもよらないいろいろな出会いが無知な私に気づきをくれて、私を前に進めてくれました。

スランプ中、裏目にでたり逆効果なこと(この時の私でいうとなんとなく求人票を眺めること)には手をつけませんでした。

そんな中でも、できること(Wantedlyやエージェント面談)だけでもコツコツやっていたことが功を奏したかな、と振り返って思います。

この後、11月末から12月は一気にエントリーを開始します。(今度こそ。笑)
このシリーズはなんとか残り2〜3本でおさめる予定ですので、しばしお付き合いください。笑


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