![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/89101516/rectangle_large_type_2_e3781c0013b01b9248a07736e5395c84.jpg?width=1200)
家庭科教師という生き方
なぜ家庭科教師なのか
「どうして家庭科の先生になったんですか」
これはおそらく男性で家庭科の教員をやっている人間なら誰しもが聞かれることです。私も学生時代から常に言われてきたことですし、面と向かって男がやるべき教科でないことも言われたこともあります。
しかし、考えてほしいのです。家庭科は女性だけの教科でしょうか。男女共修が始まってからずいぶん経ちます。もっと言えば、小学校でも担任が家庭科を担当するなら男性が教えることすら当たり前です。ならば、なぜ女性が教えなければいけないのでしょうか。
「女性のほうが家事をするから」「女子は手先が器用だから料理も裁縫も上手」と言われたこともあります。でも、考えてみてください。
「料理人はすべて女性ですか」
「デザイナーやコスプレの愛好者、スタイリストはすべて女性ですか」
家事だから女性、仕事だから男性という区別はありえないでしょう。
だからこそ、「男性」家庭科教師という言葉がなくなることがこの問題の終着点に感じます。