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さるぶつ道場 仕事と力学的エネルギー保存則4解答

動滑車と定滑車を組み合わせた装置で連結した2物体の運動

 問題はこちらです.

 (1)では $${W_2}$$の符号に気をつけましょう.おもりは鉛直下向きに進みますが,張力は鉛直上向きなので,張力のする仕事はです.
 台車を引く力を $${T}$$ とすると,動滑車がおもりを引く力は $${2T}$$ です.仕事の原理より,おもりが $${h}$$ 落ちる間に台車は $${2h}$$ 進むことに気付きましょう.同じ時間に2倍の距離を進むので,台車の速さはおもりの速さの2倍です.
 この問題は,7月16日(土)の「さるぶつ道場 運動の法則4」と同じです.解き方・考え方の違いを確認しましょう.

(1) 
 おもりの運動エネルギー:$${K=W_1+W_2}$$
 台車の運動エネルギー :$${k=-W_2}$$

(2)
 上の2式より,$${K=W_1+W_2=W_1-k}$$ .つまり,$${K+k=W_1}$$ .
 おもりの速さを $${V}$$ ,台車の速さを $${v}$$ とすると,仕事の原理より $${v=2V}$$ である.また,重力がおもりにした仕事は $${Mgh=20mgh}$$ なので,

$${\frac{1}{2}\cdot 20mV^2+\frac{1}{2}mv^2=20m{\text g}h}$$
$${40{\text g}h=20V^2+(2V)^2}$$
$${24V^2=40{\text g}h}$$
$${V=\sqrt{\frac{5}{3}{\text g}h}}$$

 仕事と力学的エネルギーについては,こちらのブログを参考にしてください.

*次回のさるぶつ道場は10月1日(土)に更新します.

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