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さるぶつ道場 波の基本的な性質2

水面を伝わる波の干渉

 水面上に2つの同位相同振幅の波源があり,それぞれの波源を中心に円形波が広がっている.図1のように,2つの波源を通る直線を $${x}$$ 軸として,向かって左側の波源の位置を原点O,右側の波源の位置を点Aとする.また,原点Oを通り, $${x}$$ 軸に垂直に $${y}$$ 軸をとる.2つの波源から発生する波は鉛直方向に振動する正弦波(横波)と見なしてよいものとし,振幅は $${A}$$ ,波長は $${\lambda}$$ ,周期は $${T}$$ である.図1の実線は時刻 $${t=0}$$ での山の波面,破線は谷の破線を表している.

図1

(1) 水面を伝わる波の速さ $${v}$$ を求めよ.
(2) 合成波の振幅が最も小さい点をつないだ線(節線)は何本あるか.
(3) $${y}$$ 軸上の $${y>0}$$ の部分に,ほとんど振動しない点が2つ観測された.原点から見て遠い方の $${y}$$ 座標を求めよ.
(4) 時刻 $${t=0}$$ に,点Bを高さ $${2A}$$ の山が速さ $${u}$$ で $${y}$$ 軸正の向きに伝わる.図2のように,わずかな時間 $${\Delta t}$$ の間に高さ $${2A}$$ の山が,点Bから $${u\Delta t}$$ 離れた点B’に移動したと考えて,$${u}$$ を $${v}$$ を用いて表せ.ただし, $${\Delta t^2}$$ は0としてよい.

図2

 解答はこちらです.


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