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呉越同舟のビジネスモデル
今回は、ビジネスモデル鑑定士として活躍する古賀さんと、元客室乗務員であり、現在は新たなビジネスを模索中の吉田さんの対話をご紹介します。
古賀さんは、知識豊富で熱心なアドバイザーですが、つい教えたがりな一面も持つ人物。
一方の吉田さんは、長年の接客経験から得た気配りを武器に、小規模な事業に挑戦する意欲を持っています。
そんな2人が、ビジネスアイデアについて意見を交わし合うこの会話は、思いもよらない方向へと進展していきます。
古賀さん「お待たせしました。お手洗いがちょっと混んでて…男性用では珍しいんですが」
吉田さん「このカフェ、本当に落ち着きますね。前に教えていただいて以来、すっかりお気に入りです」
古賀さん「それはなにより。ところで、前回から3か月経ちましたが、忘れ物防止講座の方は順調ですか?」
(前回)
吉田さん「おかげさまで、最初に始めた施設でまあまあ好評です。でも最近、少し悩んでいるんです」
古賀さん「聞きましょう」
吉田さん「友人から『もっと大きな視点で考えたらどうか』って言われて。私のやっていることが小さすぎるんじゃないかと」
古賀さん「なるほど。具体的にどういう意味で?」
吉田さん「その友人が言うには、今はシニア市場がどんどん広がっていて、もっと地域全体や、他のビジネスとも絡める方法を考えるべきだと」
古賀さん「たしかにその視点は大切ですね。でも、大きく考えるからこそ、始まりは小さくてもいいんですよ」
吉田さん「そうなんですね。でも、大手シルバーサービス会社が似たようなサービスを始めるという噂も聞いてしまって。個人事業主の私には資本力では敵わないです」
古賀さん「そうですか。競合の存在は確かに脅威に思えますが、ここにチャンスも潜んでいます」
吉田さん「チャンス」
古賀さん「はい、実は『呉越同舟』という考え方が役に立つかもしれません。吉田さん、この言葉、ご存知ですか?」
吉田さん「敵同士が協力する、という意味ですよね。客室乗務員時代にも、他社と協力して乗客対応をしたことがありました」
古賀さん「おお、それは強みですね。現代のビジネスでは、競合と組むことで新しい価値が生まれることがよくあります」
吉田さん「競合と組むなんて、考えたこともありませんでした。どうやって実現するんでしょう?」
古賀さん「たとえば、『協会』を作るという方法です。『日本シニア生活サポート協会』なんて名前で、大手企業も巻き込むんです」
吉田さん「協会…。でも、私がそんな大きなことをできるんでしょうか?」
古賀さん「協会といっても、大それたものとは限らない。大丈夫ですよ。それに、ご友人が言っていたように、大きな視点を取り入れるには、組織としての見え方も重要です。大手企業も、協会形式なら安心して参加しやすいんです」
吉田さん「そうなんですね。私がサービスのきめ細かさを提供し、大手の資本力を組み合わせる…」
古賀さん「そうです。特に今、シニア市場は需要が拡大しています。吉田さんの現場感覚は貴重ですし、企業側もそれを活かしたいはずです」
吉田さん「でも、協会を作るには運営の知識が必要ですよね。難しそうです」
古賀さん「意外とシンプルです。資金面でも補助金や助成金を活用できる可能性があります」
(筆者註:社団法人を対象とした補助金や助成金は多くないので、社団法人が申請したい場合は、ちょっとしたテクニックが必要です。古賀さんはどうやらそれを知らないか、忘れているようですが、ここでは勝手にしゃべらせておきましょう)
吉田さん「どんな内容で申請するんでしょう?」
古賀さん「たとえば、シニア向けの生活サポートプログラム。忘れ物防止に加えて、買い物同行やデジタルデバイド解消のサポートなど、幅広く展開できると説得力がありますよ」
吉田さん「なるほど、それなら私の客室乗務員時代の経験も活かせますね。講座をしていても、忘れ物以外の悩みも多いと感じていましたし」
古賀さん「その通り。実際にニーズがありそうですし、協会の事業として広げていけば、大手にも負けない強みになります」
吉田さん「大きな視点で考えるって、こういうことなんですね…。でも、最初の一歩はどうすれば?」
古賀さん「最初は小さく始めるのがコツです。まずは、今の講座を少しずつ広げて、実績を作る。その後に協会設立を視野に入れるのが現実的です」
吉田さん「それなら無理がなさそうです。そういえば、退職時の上司が、その大手シルバー会社の役員と知り合いだと聞いたことがあって…」
古賀さん「それは良いご縁ですね!そのつてを活用して、まずは企業にアイデアを打診してみてはいかがですか?」
吉田さん「企画書を作って持っていけば、話がスムーズに進みそうですね」
古賀さん「ええ、忘れ物防止という具体的な切り口から提案し、徐々に広げるのが良いでしょう。吉田さんの経験を前面に押し出してみてください」
吉田さん「わかりました。古賀さん、ありがとうございます。友人に言われた『大きな視点』という意味が、ようやくわかってきました」
古賀さん「こちらこそ。吉田さんの行動力には私も感心していますよ。協会設立の具体的なブレストが必要なら、いつでもつきあいますから」
吉田さん「ありがとうございます!今日の話でまた新しい道が見えてきました。次回は良い報告ができるように頑張ります」
古賀さん「楽しみにしています。人の役に立つビジネスを作るって、本当に楽しいですよね」
吉田さん「実現できたら、私も幸せです」
この記事は、よりよいコンテンツを提供するために、AIを積極的に活用して作成されています。筆者一人ではこの記事をゼロからこのスピードで作ることはおそらく難しいですが、AIの助けがあることで可能になります。
AIは、筆者には思いつかないような表現や構成のヒントを与えてくれることがあり、日々その進化に驚かされています。
向上するAIの能力。筆者としてはこれを活かし、記事のクオリティを高めるためのノウハウを構築していきたいと考えています。
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(参考)