【どうする印刷業界!?前編】 事業アイディアが欲しい経営者のためのBusiness hack Salon |斜陽産業編 Vol.1-1
#ビジネス #印刷業界 #斜陽産業 #ビジネスハックサロン #BHS
事業アイディアが欲しい経営者のためのBusiness hack Salon
この番組は、マーケターと経営コンサルタントの2人で、様々な会社や業界について議論していく番組です。
番組のYOUTUBE動画
事業アイディアが欲しい経営者のためのBusiness hack Salon第3回目ですね。
今日のお題は『印刷業界』です。
過去に流行っていて、時代と共に衰退していってる、厳しくなっていってるっていう業界は今たくさんあると思います。
そういう業界は、何が原因で斜陽産業になってしまったのか?とか、どのように改善すべき?なのかという点を、
いろんな角度から考えていきたいです。
今回は印刷業界をとりあげていきたいのですが、結構シュリンクしています…
まず、印刷業界の定義とは?
新聞、雑誌、書籍、ハガキなどの様々な印刷の企画から設計まで、編集や製造を手掛ける業界です。
印刷業界に起きた大きな変革とは?
印刷産業は現在、活気を無くした斜陽産業と認識されていて、その大きな原因の一つとしてはやはり『IT』つまりWEBの技術革新ですね。
従来は、専門業者に任せるのが常識でしたけど、現在は
・PCによるDTP【デスクトップパブリッシング=(要約)家庭なんかでも簡単に印刷できちゃうよという意味】
・スマホの普及による情報媒体がWEBに移行
となっていますよね。じゃあ、そもそも今って印刷するときってどんな時?という話になると、
例えば、渾身の企画書が出来上がった時くらいですよね(笑) もはやゲン担ぎのイメージ!もちろん仕事のオーダーでポスター制作とか、看板とかで使用することはあるとは思います。
そういう点から見ても、絶対になくならない業界ではあるけれどシュリンクしてるのは確かです。でも、、、
シュリンク具合が半端じゃない。。。
数字でみても、1997年のピーク時に印刷出荷額っていうのが約9兆で産業としては大きかったんですが、
2016年ではなんと5.2兆円まで下がってしまいました。
単純に四割強の額が下がっているなら、同じくらいの合の会社が潰れてそうですよね。大手と超小規模になってそうなイメージ。
大手印刷会社、千明社の倒産
一つ事例がありまして、『千明社 SENMEISHA.INC』という会社がありまして、業界では大手で名が通っていたようです。
1950年に創業していて、今回ここの議題に上げた理由でもあるんですが、2019年11月13日に民事再生法が適用されました。
負債総額約29億円だったみたい。近年にしては、印刷業界で最大の倒産と言われています。
倒産の理由はWEBへの乗り遅れ?
実は千明社は、WEBへの参入は比較的早く、IMAC3が出た時代(1998年)に、いち早く取り入れて、デザイナーも常駐させて万全な体制を取っていたみたいですね。
じゃあ、充実した設備は完備されていたけれど、倒産の原因は何だったの?
という話になるんですけど、要は、
投資の失敗
にあったのではないかと思われます。
先ほどの経産省の資料を見ても、1998年は、印刷業界は乗りに乗ってた時代と言えます。千明社でももしかしたら過去最高益をたたき出していたのかもしれません。
ちゃんと経営をされていたのであれば(まぁバブルの頃なんで毎日銀座で飲み歩いていたとしてもそれは置いといて)、時代を先読みして、儲かってる時に次の一手打ちますからね。その判断が時代の先読みが出来ていなかったということになります。つまり、今は割と個の時代とか、少し前にノマドが流行ったり、SNSがこれだけ大きくなるなど、その当時としては全く想定ができなかったのではないでしょうか。その時代の矢先に大きな投資、シナリオとしては、
『大型の輪転機の導入(いけるぞ!行け!俺らの時代だ!)』⇒
『受注ロットが上がってしまった(これ営業死ぬだろな、、、)』⇒
『そこまでの受注が取れない(課長、やっぱり無理です!無理はない売るか売らないかだ!)』⇒
『でも機械はまわさないといけないから、赤字でも受注取りにいく(課長も必至に仕事とったんだろな、、、)』⇒
『赤字受注、受注単価の下落(経営幹部も冷や汗もの)』⇒
『ずっとこの負の連鎖から抜け出せない(やべーな、この状況、、、)』
を繰り返し、毎年のように赤字が続いていたからではないかと思われます。
(かっこ内は想像です)
時代の変遷に合わせて、オフセット版への移行とか技術革新にはいち早く取り入れてた会社だったみたいですが、乗り遅れたというよりも、先読みをミスし大型の投資で失敗してしまい、後手にまわり、火消しをするも、火事が大きくなってしまった。。。という事かと思います。
まとめると、
番組のYOUTUBE動画
次回、第二弾では【そんな印刷業界の状況から斜陽産業は、どう考え、何をすべきか、を議論】
以上、有難うございます。
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