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RPGの面白さとは何かを考えさせるゲーム?『Battle Chasers: Nightwar (バトルチェイサーズ:ナイトウォー)』

せっかくnoteをやってるのに何の記事も書いてなかったので、気が向いた時にゲームの感想を書いていこうと思います。

最初の1本に選んだのは、海外産RPG「Battle Chasers: Nightwar (バトルチェイサーズ:ナイトウォー)」です。

自分が遊んだのはswitchですが、PS4やスマホでも出来るようです。

しかも今(2020年7月16日現在。2020年7月26日 23:59 まで)はセール中で、switch版は980円、スマホ版は340円のようです。安いっ!

(注・セールは終了しました。)

switch版は元々、ダウンロード専用ゲームとしては3564円と高めなのですが、今のセール価格なら圧倒的にお勧めです。自分がセールで買ったときは2000円以上しましたけどね……まあ、その時楽しんだので良いのですけど。

ともかく、セール中なので買おうか迷っていて、今この記事に辿り着いた人が居るならば、一つだけ質問をさせてください。

「RPGの面白さって何だと思いますか?」


この質問に対して、「冒険、探索、戦闘」等と答えたあなた、このゲームはお勧めです、難易度は高めですが、戦略性の高い戦闘と、世界をめぐる冒険と、仕掛けに満ちたダンジョンが、きっとゲーマー心を満足させてくれるでしょう。

そして、質問に対して「ストーリーやキャラを楽しみたい!」と答えたあなた、このゲームはお勧めしません。グラフィックは綺麗なのですが、あまりにもガバカバ過ぎる翻訳と、世界観の説明不足によって、何のために何をしてるのかもよく分からない時間がわりとあります。

どのくらい翻訳がガバガバなのかと言うと、宿屋に「残り」という項目があります。

日本語

「残り」ってなんだ……?と思い選択すると、体力が回復します。そう、つまり「宿に泊まる」というコマンドです。

いや、わからんって!!

全く意味が解らなかったので設定を英語にしてプレイしたら「Rest」と書いてありました。

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「休養、休息」という意味です。

しかし、グーグル翻訳に「Rest」と入れると、「残り」という翻訳が出てきます。つまり、そのレベルです。ちゃんと日本語のできる人が翻訳したのではない、と言うことがよく分かりますね。

そんな感じなので会話の内容もなんかピンと来ないですし、キャラへの思い入れもさほど持てないです。日本語ボイスの入ってるシーンもあるので、そこだけは日本語の声優さんや録音スタッフが直したのかちゃんとしてますが、会話シーンはボイス入ってる場面の方が少ないので、基本はガバガバ翻訳です。

一応、どこへ行って何をするべきかはちゃんと理解出来ますし、技やアイテムの効果が解らない、ということは無いのでプレイをする上でさほど支障は無いですが、ストーリーやキャラを楽しみたいなら素直に国産のRPGをやった方が絶対に良いです。

ただ、そんなマイナス要素がありつつも、このゲームは面白いのです。

自由なスキルの付け替えや、様々な付加要素を持つ武器のカスタマイズ、フィールドスキルの使い方、戦闘システムの奥深さ、レベルMAXでも戦略を立てないとほぼ勝てないラスボスまで、「物語」としての面白さではなく、「ゲーム」としての面白さに満ち溢れています。

多少ロード時間は長いですが、ゲームを始める時と、フィールドとダンジョンの切り替え時だけで、一旦ダンジョンに入ってしまえば中ではほぼロードが無いので、そういう意味では快適です。

自分の場合は難易度ノーマル(それでもだいぶ難しい)でクリアまで約45時間、たっぷりと「RPG」を堪能しました。

まとめ。

「ゲームとして面白く、なおかつストーリーも最高」なら、もちろんそれに越したことはないのですが、とにかくストーリーに重きを置いたRPGが増えてきている昨今、「ストーリーなど要らぬ!!冒険と探索と戦闘が面白ければRPGは面白いのだ!!」と突き付けられたような気がしました。

いやまあ、製作者としてはストーリーもしっかり作ってるつもりなのだろうとは思うのですが、翻訳があまりにもアレだったことにより、ゲームとしての根源的な楽しさが際立つ結果になったのは、それはそれで面白いな、と思うのでした。

難点をあげるとしたら、日本語の攻略サイトみたいなものがほぼ無いので、迷っても自力で頑張るしかないです。自分は基本的に攻略見ない派なのですが、どうしても一個強い武器を作るために必要なアイテムが見つからず、ゲーム内で探しに探したけれど見つからず心が折れて泣く泣く検索したら、中国語らしき動画が1つだけYou Tubeに出て来て、言葉は解らないながらも映像を見てなんとかなりましたが、なかなかに難儀でした。

ただ、ここまでの文章を読んでそれでもこのゲームをやりたいと思う人はだいぶ真っ直ぐなゲーム好きだと思うので、自分で攻略する、という行為をどうか楽しんでください。

それだけが、私の望みです。

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