朗読トレーニング・講座メモ・2022年5月3日
西村俊彦の朗読トレーニング・3回目。
「死んだら、埋めて下さい」
という夏目漱石『夢十夜』に登場する台詞を、
本文の流れとは離れて、色々なニュアンスで言って見るトレーニングを行いました。
・おどす
・怒る
・命令する
などの単純な目的設定から始め、
誰が誰に頼むのか、という視点も加え
・恋人が愛する人を
・医者が患者を
など、シチュエーションを変化させて考えてみると、実に多様な表現の引き出しが刺激されてきます。
目的なく、なんとなく読んでしまいがちなことも多いので、台詞に限らず地の文も、
「何のために語られているのか」
を意識していくと効果的です。
朗読のコツとして紹介したのは
・区切りは意味で、句読点の打ち直し
・動きの間
・時間経過の間
・複数の言葉を等価値に
・動きの質感を考える
・出来事の+−の判断を音に乗せる
など。
区切りは意味で、句読点の打ち直し
については、You Tubeでも動画にしてみたので、
よろしければこちらのリンクをご覧くださいませ。
西村俊彦の朗読トレーニングは
「池袋コミュニティ・カレッジ」にて。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?