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【講座メモ】身体から物語に入る

中島敦の『名人伝』をテキストにお送りするシーズン4回目。
期待に身を乗り出す→肩透かしをくらう

この回では身体から物語に入る事をしつこくやりました。

・身体から物語に入る

物語中に色々な人物が体験する感情・状況を、身体を動かして味わってみます。
・物憂げに突っ伏して
・首を傾げて「不思議だなぁ」
・身を乗り出して「すごいことです!」
などなど、体を動かしながら短い言葉を発してみると、感情が動きやすいものですね。
短い言葉でニュアンスを出すことが体験できたら、長文でも出来るはず!

・ボーッとしつつ
・スピードを重視して
・講談調に
などお題を出しつつ、少し長めの文章を読んでいきます。
その際、やはり体を動かしていくと効果的です。
高揚からの失望、という感情を地の文に乗せたければ、身を乗り出しながら高揚部分を声に出し、失望部分では身を引きながら…
と読んでみると、体の中に「心」という臓器があると仮定すると、それが上がったり下がったりする感覚が味わえるのでは?


心という臓器があるならば…

また、
・私と物語の距離感
・作中の出来事に寄り添う語り手の感情
などにも触れました。


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