【ものづくりに触れ、ときめく】FUDGE Marché TOKYOの世界へようこそ
8/26(日)表参道で開催された「FUDGE Marché TOKYO」へ行ってきました。
そこで感じたことを「2つだけ」ご紹介します。
書いているうちに文量が増え、すごいボリュームに、、というのがいつものパターンですので、note継続のためにも力まず短文で済ませる努力をしようと思います。今回こそは手短に。
①”言わなくても伝わる”編集者の方々の思い
到着して早々、編集者の方たちによるトークショーがあるとのことでしたので駆けつけ、前から2列目で聞いてきました!
他誌との違いについて触れられる中で、「FUDGEでは、なるべく長く使うことができるベーシックなアイテムを取り扱うことが多い」ということを編集者の方は仰っていました。
自分自身、FUDGEの購読を始めてから、モノの買い方について見つめ直したうちの一人です。
それまでは、なんとなく気に入ったら買ってしまっていた私。
気付けば、クローゼットの中の6〜7割が "そんなに好きじゃないけど着る" 服でした。
そんな時に出会ったのが、雑誌『FUDGE』。
ページを開くと、そこは「シンプルだけど心ときめくもの」で溢れていました。
自分が真っ直ぐに「好き」と思える洋服に初めて出会えた感覚。
自分の「好き」に気づくと話はもう早いです。
まずは、ときめかない服は全部捨てました。もうそれだけで気持ちがスッキリ。
そして買うときは、「本当に心ときめくものか」を軸に選びます。
2万円のブランドシャツだろうと、ときめかなければ買いませんし、
3,000円のシャツでも心弾めば、気持ちに任せて買います。
断捨離の火付け役、こんまりさんの教えがここに来て沁みました。
愛着が湧くと、自然と「長く使おう」という気持ちになります。
「長く使おう」と思うと、ものを大切に使います。
今まで革製品なんて持ったことのなかった私が、休みの日にはバッグを磨くまでになりました。
雑誌には「気に入ったものは長く使いましょう」なんていう言葉は一切乗っていないのに、読者に思いはきちんと伝わっている。
トークショーでそれに気づいた時、過去巡らせた自分の思考とぴったりと重なりすぎていて、ハッとしました。
編集者の方々の思いって、こうして紙面に乗るんだなと思いました。
②出展者の方々の思い
洋服やアクセサリー、コスメなど、様々な分野で活躍されるクリエイターさんのブースが軒を連ねていました。
そこで一際目を引いたのが、とあるお花屋さん。
生き生きとした、かわいらしい配色の花に見とれていると、
店主さんが話しかけてくださいました。
気さくで愛嬌のあるとても素敵な女性の方です。
聞いた話によると、元々会社員をされていたものの、お花屋さんをやりたいという情熱は変わらず、2年ほど前からフローリストとしての活動を始められたとのことです。
安定した職を手放す勇気や挑戦する熱意に感銘を受け、その気持ちを伝えると、
「やろうと思えば、すぐにできますよ!仕事だってやめようと思えばいつでもやめられます。」
(続いて「会社を辞めるときは、ちゃんと段階を踏んで辞めましたが」とおっしゃっていました。語弊が生じると良くないので追記。)
彼女の言葉には、良い意味で潔さがありました。
人のやる気を後押しするときには、心配の声よりも前向きな言葉の方がずっと励みになる。
そんなことを知っている彼女だからこそ持てる言葉のパワーがありました。
私は今まで「好きなものを仕事に」という言葉にどこかつっかかるものがありました。
好きなもので生活できるなんてそんな上手い話はないし、現実と向き合えていないからそんなことを言えるんだ、と思ってしまっている自分がいました。今となっては本当に猛省発言です。
もちろん本当に「好きなこと」しかしていない場合、それは「逃げ」になります。
でも、あの時あの会場にいた方々は逃げてなんかいなくて、むしろ嫌なほど現実に向き合っているように感じました。
そういった思いを持った人々が集まった会場には、ジワジワと伝わる温度を感じました。
noteを始めたからこそ、創作する人をまっすぐに応援できるようになったと思います。
”作り手”と言ってしまったら主語が大きすぎて自分にはまだまだ見合わないけれど、創作する人の立場を少しでも知って挑めた今回の FUDGE Marché TOKYO は自分にとってとても大きな収穫となりました。
初めて行く場所って何とも言い難い刺激を貰えますよね。
様々なクリエイターさんからパワーをもらった今、noteをもう少し頑張ってみようと思えました。
うん、今日も全然短く書けなかった。