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冷たい⇢ぬるい⇢あつい

この記事は「伝え上手になるために必要な13のこと」シリーズ(⇣これ)番外編。

人の体が温度変化によって心拍数や血圧が変わるように

会話の中のインパクトの強弱によって、心も停止したりワクワクしたりする。

「13のこと」シリーズでタスクとして

言葉のバリエーションを増やすような意味での「表現力*」を磨く簡単な練習法を伝授するね^^

*声の抑揚や表情などの表現力については、果ては演劇の世界、アートの世界にもいくんだって知っていて。
だけどそれらは講演活動をするとかでもない限りはとくべつ必要ないことだから、あえてここでは紹介しない。

冷たい⇢ぬるい⇢あついの三段階に分ける

一つの事象について3つの表現を考えて練習しよう!

例えばこれ⇣

この風景を伝える時の表現として、温度差を意識して3パターンに分けるとするなら、あなたは何て表現する?

【冷たい表現】虹。

【ぬるい表現】雨上がりの虹。

【あつい表現】車窓からふと外を見ると、お天気雨で空に虹が架かっていた。

これが、表現における温度差。

単純に情景描写として、装飾語を増やすだけで情緒豊かに伝えられる。

こんなこと、誰だってわかるし、できること。

でも、ちゃんと実践できてるか?

お伝えのシチュエーションや、話題の中のどの部分で使うか、伝える相手の趣味趣向に合わせて、こんな風に表現を変える工夫ができると

自分の話に引き込む引力が変わる。

イメージを膨らませるためにもう一つ例を挙げるね。

夫婦間の問題などでもよく話題に上がる例

慣れ親しんだ間柄になると、思いやりもなくなる。そんな中、作業で会話をする夫婦と、忍耐強く愛を持って会話する夫婦の例。

例1:「醤油。」

例2:「今日は味が濃いものが食べたい気分だから、醤油かけたい。そこにあるの、とってくれる?」

前者は要件のみ伝えて簡潔だけど、愛情もへったくれもない、そりゃあ険悪にもなるよね、というありがちな場面。

後者は、具体的に理由を伝えてお願いができる、思いやりと尊重によって選ばれた言葉たちで、良好な関係が窺える。あくまでわかりやすい例文だけれど。

お伝えに苦手意識があったり、うまくいかないなぁと感じる人の多くは

何か相手に伝えるというシチュエーションになると突然、特別な状況に置かれたと構えてしまう傾向にあるんだけど

そうじゃないってわかってほしい。

どんなシチュエーションであろうと

どんな話題であろうと

伝える相手は極論「ただの人間」であり、等しく尊重されるべき「他人」。血がつながっていてもね。

相手に対し、どんな関係性であろうと、期待もしないけどぞんざいにも扱わない、「人間そのもの」を捉えた上で組み立てるのが基本。

だから、場面が違うだけで、伝えるという行為において

その組み立て方や見せ方というのは、会議であろうと家族間の日常生活であろうと何ら変わりなく

思いやりと想像力によって言葉のチョイスが変わり、その伝導率も変わる。

事実と感情をごちゃ混ぜにするな。

伝え下手な人の特徴として

「事実」と「感情」を分けて思考できない、あるいは

事実が自分の感情によって捻じ曲がって見えていることに気づけない、

思考そのものが他人を認識できていない状態が挙げられる。

これは客観視によって簡単に解決が可能だけど

それも反復練習、反復経験によって養われる視野。

だから何度でも言う。

コケてコケて、コケまくれ。

コケるたびに、喜んでいい。

経験値上がったー!!と喜ぼう^^

何度でも、いくつになっても

「あー、また感情でモノ考えちゃったよ」

と冷静になれない自分にため息つこう。

そしてたまには「感情のままだっていいじゃない!」と開き直ったっていい。

感情を殺せと言っているわけじゃないからね^^

これ、しつこいくらい「伝え上手になるために必要な13のこと」で改めて書くのでお楽しみに^^

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