大好きな人を大切に 無理なく自然な感謝が芽生える考え方 通読目安:5分
当たり前と思わず、同時に囚われないことが大事、というお話です。
好きな人ができたとき、最初のうちは、毎日のようにやり取りしたくなるし、すごく嬉しい、幸せな気持ちが続きますよね。
でも、何ヶ月かすると、それも慣れてきて、最初のころみたいに、お互いのことを好きとは言わなくなっていく。
ずっと好きって言ってという態度だと、相手からすると、信用されてないのかなとか、うん、分かってるし、好きだし、という感じにもなる。
たまに、ここ、というところで言うのはいいと思いますけどね。
でも同時に、どうせ好きでしょ? みたいな、相手が自分のことを好きっていうのがあたりまえ、自分以外の相手を好きになるなんてありえないとか、そういう考えになるのも違うわけです。
結婚してたって、あたりまえじゃないと思います。
ドライな言い方に聞こえるかもしれませんが、結婚したら、制度上は一緒にいるのがあたりまえのようにも思えますが、相手には、別れる権利もあるわけで、あたりまえだと思って、ふざけんなって言っても、たとえば自分が浮気しまくったり、ギャンブルにハマって生活ボロボロみたいになれば、愛想を尽かされて終わる。
ちょっと極端な例かもしれませんけどね。
付き合って長いから、夫婦だからって理由で、そばにいるのが当たり前だと思ってしまったら、そこに感謝は生まれないのと同時に、この人がいなくなったら私は終わる・・・
みたいに、相手に囚われてしまうと、苦しくなるし、常に不安を抱えてるような状態になる。
ちょっと連絡がないだけで、気になってしょうがなくなったり、浮気してるんじゃないかと疑ってしまったり・・・
当たり前だと思うこと、囚われてしまうこと、真逆のようですけど、不健全という意味では、どちらも同じです。
相手が自分を好きでいてくれることも、そばにいてくれることも、当たり前ではない。
同時に、自分から離れて他の人に行く自由も、相手にはある。だから、おまえは俺のそばにいなければいけないとか、そんなのはないわけです。
常に自分を見ててほしいって、付き合い始めのことはともかく、しばらくすれば、当然、相手にも相手の人生があることが分かる。
というか、思い出す、かな。
自分だけにすべてを注いでほしいっていうのは、幼い子供だけの特権です。
大人がそれをやるのはマズイ。
そばにいてくれるのは当たり前じゃないと分かるから、感謝の気持ちが自然と出てくるし、相手にも自由があるっていう、大人の愛情を持っているからこそ、相手を尊重できるし、自分も囚われずに、苦しくならない。
バランスが難しいかもしれませんが、これを知っておくだけでも、ふとしたとき、バランスが崩れている自分に気づいて、持ち直すこともできます。
ただ感謝するって言われても難しいですよね。
でも、そばにいてくれるのは当たり前じゃない、ありがたいことだし、もしかしたら、もっといいなと思う相手がいたら、そっちに行く権利だって、相手にはある・・・ でも、自分を選んでくれてるわけです。
そして当然、自分にも、相手を選ぶ権利がある。
そう思うと、感謝も自然と生まれてくるし、自分の気持ちが相手にとらわれることがなくなって、相手の自由も尊重できるようになる。
お互いに自由。
だけど、一緒にいる。
ひとりで生きていけるふたりが、それでも一緒にいるのが夫婦だと思う
ティファニーの広告のコピーである、この言葉のとおりです。
お互い自由に、お互いを大事に。
そんな関係を続けられるように、油断しないように!
今日も素敵な一日を♪
みなさんに元気や癒やし、学びやある問題に対して考えるキッカケを提供し、みなさんの毎日が今よりもっと良くなるように、ジャンル問わず、従来の形に囚われず、物語を紡いでいきます。 一緒に、前に進みましょう。