POGにおける厩舎の取捨選択について1

私はPOGにおいてはデータ&血統派である。
馬体写真は見ても正直よく解らんしそれで当たりを引けてる人は尊敬する。
そんな私も仲間内でPOGを始めて14年になるが、
所謂Aクラス(半分より上の順位)は2度しか外していない。
今年もAクラスは確定で優勝出来るか否か、というところである。

そんなPOGにおけるナイスネイチャ、ロイスアンドロイスな私が
私なりのデータを駆使した指名基準を少しずつ書いていこうと思う。

今回は厩舎の取捨選択についての1回目。
今年の新馬~ダービーリーディングだと現時点では中内田厩舎が1位。
2位が手塚厩舎。
中内田厩舎は勝率も3割超えていてハイアベレージ。
現に私も今年はリバティアイランド、チャンスザローゼスの2頭を指名している。
でも結論から言えば、評判馬や早期デビューの情報がある馬はいいが、それ以外の中内田厩舎の馬は、勝利至上主義なら決して指名してはいけないと思う。

まず理由その1として、出走回数の少なさを挙げる。
現時点(5/8)で27頭/65回の出走回数。これは1頭あたり3回に満たない。
順調に勝てる馬なら問題ないが、新馬を取りこぼすだけでかなりの痛手になる。チャンスザローゼスはそれでも早めに未勝利を使ってもらえたが、少しでも順調さを欠くと2戦目が年明け、さらには春になってもおかしくない。
あくまでこれが中内田師の方針だろうからそこをとやかく言う気は無いが、
POGに限ってはそれだけでハンデを背負う。
優勝や上位入賞に重賞・G1勝ちが必須なのは勿論だが、条件馬の小銭稼ぎも馬鹿にならない。実際、それでA,Bクラスの明暗を分けることも多々である。

2つ目の理由として、情報量の少なさを挙げる。
中内田厩舎は藤原厩舎と共にPOG取材拒否の厩舎で有名である。
それだけならまだ指名時は牧場や育成場の取材等である程度は判断できる。
だが、例えば指名直前の故障、指名後の故障などはクラブ馬でない限り一切情報は入ってこない。
いい例がチャンスザローゼスである。アイビーS勝利後、指名した方は誰もがホープフルS等に進むことを疑わなかったはずだ。
それが実際は年を越し、トライアルシーズンになっても音沙汰無し。
春になり、たまたま報知のヤマタケ記者のツイートに読者がリプライで動向を訪ね、それを見た藤田オーナーが返信してくれた事で故障していたことが分かったくらい。
指名した後だから情報あっても無くても同じだろ、という方もいるかもしれないが、POGの醍醐味である指名馬を追いかける事が出来ないのは非常に残念である。

しかしながら中内田厩舎は毎年重賞級の馬が誕生しているのも確か。
でもその馬たちはほぼほぼPOG各媒体で扱われていた馬である。
リバティアイランド、チャンスザローゼスは各媒体で扱いが大きかった馬たち。セリフォスも扱いは小さいながらも紙面で記事にもなっていた。グレナディアガーズも写真掲載されていた媒体は多かった。

なので中内田厩舎の馬は基本的に媒体で扱われているか否かが非常に重要。また個人オーナーよりはクラブ馬の方が安心だろう。
ダノックスや藤田オーナーの有力馬が今年も入る予定だが、三振orホームランのつもりで指名した方が無難だとは思う。自信があるなら別だが基本は中位以下での指名をお勧めする。
私は今シーズン、リバティアイランド(サンデーR)は2位、チャンスザローゼスは4位で指名したが、正直チャンスザローゼスはもう少し下で指名したかったのが本音。他の馬を獲られていて繰り上がり的に4位指名となったに過ぎない。

ではPOG向きの厩舎とは何処か、という話になる。
それについては次回で詳しく述べようと思う。


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