まいまいまいごえん6話感想 「ボクはこの物語にお気持ちを表明しようと思った。」
思った。
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※ここからはネタバレ注意です(スクロールで見られます、未プレイの方はプレイしてから見てください)
思っていた。のに。
見事に裏切られた。
ワタルさんは脱落した。つまり死んだ。
そのはずだったのだ。
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カエルタマゴにタマゴ化させられ、捕食されたワタルさんとシンタさん。
いつも通りの”死”だった。
しかしそれはいつもとは違った。
脱落=死だと思っていたそれは =カエルタマゴ化 であり、シンタさんはそれを打ち破ったのだ。
カエルタマゴとなったシンタさんとワタルさん。その内面世界にて、シンタさんは自身を、そしてワタルさんを救うことができた。
人間に、元通りになることができたのだ。
見慣れてしまった風景。
ここでボクはお気持ち表明を決めた。
初めて見る光景。
そしてボクはお気持ち表明をやめた。
お察しの通りボクはワタルさん推しだ。
推しの死は辛い。
知っている。
まいまいまいごえんはデスゲームモノであり、当然死者が出る。
知っている。
しかし、であれば、だからこそ、彼の死が我慢ならなかった。
死という繊細なものを、子どもというかけがえのないものを、エンターテインメントとして消費することに疲れていた。
この作品はそれを肯定している、そう思っていた。
違った。
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まいまいまいごえんは多様性を肯定し受け入れる物語。
そうだった。
画一的なカエルタマゴからの脱却。
それを推奨するゆぅろぴあからの脱出。
「多様性を肯定し受け入れる物語」
その本当の意味が今回分かった。
まいまいまいごえんは、誰もが生きることを、誰もが成長することを、誰もが当然と思っていることを、誰もが言わないことを、全て肯定していたのだ。
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ワタルさんという個を認め、ヒーローでもカエルタマゴでもない、ワタルさんそのものを認めたこのシーンでボクは涙を禁じ得なかった。
ヒーローが世界を救うなんて夢物語だ。
現にヒーローは何もできずにえいゆうシアターAで死んだじゃないか。
そんな舐めた口がきけなくなってしまった。
シンタさんは間違いなくヒーローだったし、きっとみんなを救える。世界だって。
岡ちゃんだって。
シンタさん、岡ちゃんを救ってあげてください。
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岡ちゃんを救うのは、カエルタマゴを救うのはシンタさんか。ハヤテさんか。
まいまいまいごえんの今後が楽しみすぎ~~~~~~~~~~~~~!!!!!!
いじょ。
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