デザインで盛り上がる同人誌の兆候(2008年11月『アイデア』331号)
ここ数年、コミック・マーケットやコミティアをはじめとする同人誌即売会を歩いていると、「書体」や「デザイン」を取り上げた同人誌/ミニコミを見かけるようになってきた。以前にも、DTPソフトの操作やデータ入稿の方法をまとめたガイド本、同人誌印刷所の比較本など、本作り自体について取り上げたものはあったが、「どう作るか」の一歩先、「どう読ませるか」への関心が高まっているということだろう。しかもその興味の方向性が、グラフィックよりエディトリアル中心という点は、注目に値する。
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