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ボカロ/音声合成シーンが少し見えてきた報告(2024年12月現在)
最近はまた音声合成シーンに夢中なのですが、今までわかってなかったことが見えてきて、「これもしかして面白いんじゃ?」という気分になってきたため、note読者の人に何がどう面白いのか説明してみます。こういう解説はこれまで誰もしてくれなかったです。読んだことがないし、探しても見つからない。でも普段から楽しんでる内部の人たちには常識すぎる話で解説するほどではなく、それゆえに外部にいるだけではわからない部分っぽい。下記には普段から音声合成を楽しんでる人には常識の話が書いてあります。そういう人は読まなくてよし。あと長いけど全部読む必要はなし。
ちなみに「音声合成」シーンと言ってるのは、旧来は「ボカロ」シーンと言ってたような文化のことですけども、近年はVOCALOID以外の音声合成が増えてきており、VOCALOIDをはじめとした、もうちょっと抽象的な呼び名がほしいときに使われています。VOCALOIDはヤマハが開発した技術の名称で、ヤマハは寛大に自分のとこのエンジンが使われてなくてもボカロって呼ぶのを許容しているようで、普通になんでもボカロって言うんですけども、なんか厳密にしたいなあと思う人も一定数いるんですね。
前置き:最近の人気状況
まず下記の円グラフをご覧ください。2024年8~11月に投稿された、ボカロ動画投稿(上記で説明したようにVOCALOIDじゃないのも含む)に使われているキャラ(音声ライブラリ)の量を示すものです。初音ミクを抜いた場合、重音テトがぶっちぎり一位で、可不、KAITO、GUMI、宮舞モカ、花隈千冬、鏡音リン、GUMI、MEIKO、flower(v+Ci)、鏡音レン、小春六花、知声、夏色花梨、巡音ルカ……と続いています。
初音ミクを殿堂入り扱い、抜けていたキャラを追加して修正しました! https://t.co/OqxFFK5akr pic.twitter.com/fZKZ0pk8nk
— タケサキ𝕏ボカロP (@dqe_d7) November 19, 2024
ここに出てきた名前、ほとんどの人は知らないと思いますが、今回説明したいのはキャラクターのことではありません。でもキャラクターの話も重要なんです。うーん、説明が難しい。
さてさて、本題の前に、おさらいも含めて順を追って説明していきます。飛ばし飛ばし読んでね。飽きたら「本題」まで飛んでいいですよ。
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