日本のグラフィティ史の1995年辺り
前回書き忘れていた雑誌記事の補足から。
『Quick Japan』1号(1994-09-09、太田出版)に、「街の落書き男、特別インタビュー」(書き手=こじままさき)という記事があります。1993年8月~9月にかけて渋谷東急周辺のエリアをボムしまくったグラフィティ・ライターへのインタビュー記事です。書かれていることが真実ならば、許可された壁に書くのではなく、街中の路上の壁など違法な場所にばかり書きまくるハードコア・スタイルがこの時期に存在したことになります。
文中で語られているのは世界で一番太いマジックのメーカーの話や、既成のノズルは細くてダメなのですべて試しているといった話題で、とくに綺麗な絵を描きたいんじゃなくて書いちゃいけないところに書くのが面白い、という感覚は現在のグラフィティ・ライターとそれほど違わないのではないでしょうか?
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