Be agile, do scrum. アジャイル開発・スクラム開発 通訳者 x 異文化理解 x コミュニケーションストラテジスト vol.3
こんにちは、ブライトウーマンワールド代表・通訳者&コミュニケーションストラテジストのえりりん(高瀬惠理)です🌈2022年はコミュニケーション・ストラテジストという職業を普及させていきたいと思います。将来的には、マルチカルチャー・コミュニケーション・ストラテジスト・オフィサー、通称McCSOなるポジションの導入が企業で一般的になるといいなと密かに考えています😊
今回のお題は、アジャイル開発とスクラム開発の研修に参加してみて感じたことを日々のコンテキスト(通訳業、男女の家事負担)に置き換えて考えてみる。
アジャイルというのは、ソフトウェア開発のアプローチの1つで、2000年くらいに出てきた概念。反対にある概念がウォーターフォール。その中でも、スクラムを組んで開発するというのが、スクラム開発という手法。ラグビーのスクラムと同じく、チームメンバー(開発者、スクラムマスター、プロダクトオーナーという役割の人たちで構成されている)でスクラムを組んで開発をアジャイルに行っていこうというもの。
詳しい概念が気になる方はググっていただくとして、結局、「アジャイル・スクラムって何?」って私的にまとめると、お客様に満足のいくプロダクトを提供するために、やらないといけないことを最小限に分解して、チームメンバーとコミュニケーションを密に取っていくってこと。
ソフトウェア開発ってもっとコミュニケーションとらずに黙々と作業をしてるイメージでしたが、スクラム開発だと毎朝必ず15分のデイリースプリント(と呼ばれるミーティング)をするらしい。2週間に1回は振り返りも行うとか。そして、しっかりとコミュニケーションを取るために、チームメンバーは6人±3人という構成がベストとか。
コミュニケーションを怠ると、手戻りも発生するし、お客様に対しても満足してもらえない。
これって、”名もなき家事”の状況に似てない?よく夫と妻で家事分担についてケンカになると言う話がでるけど、恐らく、このアジャイル開発・スクラム開発ほど、コミュニケーションができてないからではないかと思ってきた。
妻はこれとあれとって家事タスクをイメージしてるけど、夫のイメージする家事タスク項目と違う。また、完了の定義を明確にしていないから、タスクの中身だけ伝えても、うまくいかないとか。
スクラム開発では、完了の定義を明確にする必要があると定義されています。
と、システム開発の研修なのに、この考え方って、男女の家事分担とかのアプローチに使えるんじゃないと考えていた私でした。
通訳業にとっても、このタスクを最小限に分解して考えるって重要だなと思います。通訳者として、仕事をもらう~報酬をいただくまでを1サイクルと考えるのか、もしくは、まさに通訳中にしないといけないことを最小限に分解して、改善点を見出すと考えるのか、いろいろなパターンが考えられますが、いずれにせよ、ぼやっと通訳にまつわるいろいろを捉えていても、報酬アップには繋がらないよな、とか。
あと、通常の人間関係でも、例えば、友達の要素を最小限に分解して、この人のここは同意するけど、この部分は同意しないとかあってもいいんじゃないかなと考えていたのでした。
つらつら書きましたが、ようは、物事をぼやっと捉えない。1つ1つ要素を分解して、しっかりコミュニケーションをとって進めていくっていうのは、ソフトウェア開発のみならず、いろんな場面を理解していくのに大事な要素ということに気づいた研修でした。
ちょっと大げさですが、異文化理解を進めていくときも、1つ1つの場面における対話と日々の努力って大事かと思うので、アジャイル・スクラム的アプローチ、なかなか奥が深い!! ぜひ、要素をひも解いて考えてみてください✨