「今年何点だった?」
父からそういわれて私は即座に「120点だ」と答えると両親から驚かれた目をされた。
「貴女はそんなに成功とか、成し遂げられたの?婚活だってうまくいってないのに」
両親の言葉を聞いて実感する。
ここでの点数は、両親たちにとって自分が成功した結果に応じて上がっていくシステムなんだと。
「二人は何点なの?」
「50点かな」
「60点かな」
良くも悪くもない、妥協の点数。
理由はやはり、やりたい事や計画していたことが出来なかった事が要因の様だった。
「私は出来なかったより、自分がやりたいように行動出来たかで考えているよ。だから私は120点だ。結果が伴っていなくても」
両親はそれ以上深くは聞いてこなかった。
視点一つで、自分の人生なんていくらでも変わるんだなと、そう考えさせられた瞬間だった。
私はいつでも、自分に120点。
それ以上に点数ではあげられない程の大きな花丸をあげる人間でいたい。
結果は大事だけど、自分が成し遂げた過程や勇気。
そこに目を向ける事で自分を大事に、周りも大切に出来ると思う。
だから両親が50点と言うならば
私が花丸120点をあげよう。