勉強メモ②プラスチックゴミ問題について
・様々な分野において、環境負荷の低さは、性能の高さの新たな基準となっている。
・デンマークの玩具メーカー「レゴ(Lego)」は同社の看板商品であるカラフルなブロックを、2030年までに100%持続可能な素材(植物由来等)に置き換えることを誓っている。
・プラスチックリサイクルは数回で不純物が混じり、品質劣化するため焼却か埋め立てを行なっている。ゴミ問題に対する根本的な解決手法ではない。
・ケミカルリサイクルは分子状態まで分解するので半永久的にリサイクルできるがまだ主流の手法に致っていない。不純物が入らないように選別するコストが高く、リサイクル全体の10%以下である。日本環境設計のペットボトルケミカルリサイクル技術が注目を浴びている。
・世界全体でリサイクルに興味ある人は5パーセントしかいない。残りの人にリサイクル活動に参加してもらうには正しい事を説くのではなく楽しいことに参加してもらうのがよい。日本環境設計株式会社では古着を集めて燃料にし、デロリアンやロケットを飛ばすイベントを開催しているのが一例。
・生物ポンプという、プランクトンなどの死骸が炭素を含む有機物とともに海に沈むことで大気中の二酸化炭素が減っている。しかし、微生物がマイクロプラスチックを取り込むと浮いてしまい沈まなくなる。このように私たちの知らないところで複雑に絡み合っている従来の自然の仕組みがどんどん維持出来なくなってきている。
その③へ続く