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PRIDEファイター交遊録

つい先ほど、この本を読み終えた。

著者の細田さんとは交流がある。何年か前に『沢村忠に真空を飛ばせた男』という刺さりまくりなタイトルの本を刊行されたとき、即購入し、読後の感想をtwitterに挙げたところ、コメントを返してくれたのがきっかけだった。細田さんがパーソナリティーを勤める、ラジオ番組に出演させていただいたこともある。

で、この本。K-1だけではなく、かつてのPRIDEや猪木祭りなど、当時の格闘技界全体が複雑怪奇に絡まり合いながら物語が進行していく。莫大な資金が動く巨大興行の裏とは?その人間模様とは?ファンのみならず、プロレス興行に携わる者であれば絶対に読んでおいた方がいい一冊である。

そして物語にはサップや横綱などのK-1ファイター以外にも、ヒョードル、ノゲイラ、ヒクソン、ホイスなど、PRIDEファイターたちのエピソードも次から次に登場してくる。ところで皆さんはご存じだろうか。かつてオレが所属していたハッスルは、その経営母体がPRIDEを運営していたDSEというイベント会社だったことを。平たく言って、PRIDEとハッスルは兄弟会社だったわけである。

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