TAJIRI

九州プロレス所属 著作いくつか 西日本新聞に『続・プロレスの味わい』連載中 プロレスと酒と旅があれば生きていける

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マガジン

  • 本心のつぶやき

    メンバーシップ特別プラン限定公開です。包み隠さぬ本心の数々。

  • あのころの新日本プロレス全4話+アントニオ猪木さんとのお話

    現在とは何もかもが違う1997年の新日本プロレス。当時の現場監督選手から忌み嫌われていたインディーの若手として新日本に参戦したタジリ。その眼から見えた光景、胃が痛くなる体験談などを綴ります。さらにアントニオ猪木さんと新幹線の中で隣同士になった奇跡のお話。二人はどんな会話を交わしたのか!?

  • TAJIRIとプロレスリングNOAH

    なさそうでいて実は何度かあった、TAJIRIとプロレスリングNOAHとの関わり。さあ、誰も知らない隠されたエピソードに衝撃を受けてください。。

  • それぞれのプロレス深夜特急

    旅の話し。さらには単行本未収録な2022年のプロレス深夜特急・アジアンプロレス島根ツアー篇を写真入りで完全再録。2万文字越えの超大作です。※10/2に九州プロレス五島列島小値賀島篇の深夜特急も追加しました。計6本!

  • 2000年代初頭のWWE Vol.1

    2000年代初頭のWWE。あの時代の誰も知らないエピソードを、間近で見ていたTAJIRIが詳細に綴ります。これまで書いた中でも特に濃厚な5本を厳選しました。そのVol.1。さらに濃厚な話も書いたvol.2も要チェックです!

最近の記事

オリジナル版・プロレス深夜特急……第3回

■5ヶ月後の春休みと決めたメキシコ渡航へ向け、やるべきことが二つあった。一つはあくなき肉体鍛錬。もう一つは渡航資金を貯めることである。 肉体鍛錬に関しては、大学体育館の立派な施設で日々ウエイトトレーニングに取り組んでいた。問題は資金作りだ。目標金額30万円。貧乏学生だったオレにとって、毎月6万円の貯金は並大抵のことではなく。相当ハードにアルバイトをしなくてはならないことが予想された。 そのころのオレは寿司屋の皿洗い、倉庫の構内整理、工事現場の旗振りやパチンコ屋のバイトなど

    • 何年か後

      本心のつぶやき。

      • 謎の「Ve」ナントカ

        本日、九州プロレス社員であるKさんが当noteメンバーシップに加わってくださった。それを祝して(?)かつてプロ格に書いた、Kさんが登場する回を再録してしまう。これまで何度も記事単体購入してくれていたというKさん。加入のお得さをさっそく体感していただきたいので、今回もメンバーシップ限定記事である。 『謎の「Ve」ナントカ』 昨夜は九州一の繁華街である天神の某所で、先日おこなわれたホームセンタープロレス九州プロレス篇の打ち上げが盛大に行われた。 イベントからすでに数週間が経

        • 事件

          本心のつぶやき。

        マガジン

        • 本心のつぶやき
          20本
        • あのころの新日本プロレス全4話+アントニオ猪木さんとのお話
          5本
          ¥1,000
        • TAJIRIとプロレスリングNOAH
          3本
          ¥700
        • それぞれのプロレス深夜特急
          6本
          ¥1,000
        • 2000年代初頭のWWE Vol.1
          5本
          ¥1,000
        • 洗脳とプロレス
          4本
          ¥1,000

        メンバーシップ

        • はじめまして

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        • はじめまして

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        メンバー特典記事

          オリジナル版・プロレス深夜特急……第3回

          ■5ヶ月後の春休みと決めたメキシコ渡航へ向け、やるべきことが二つあった。一つはあくなき肉体鍛錬。もう一つは渡航資金を貯めることである。 肉体鍛錬に関しては、大学体育館の立派な施設で日々ウエイトトレーニングに取り組んでいた。問題は資金作りだ。目標金額30万円。貧乏学生だったオレにとって、毎月6万円の貯金は並大抵のことではなく。相当ハードにアルバイトをしなくてはならないことが予想された。 そのころのオレは寿司屋の皿洗い、倉庫の構内整理、工事現場の旗振りやパチンコ屋のバイトなど

          オリジナル版・プロレス深夜特急……第3回

          何年か後

          本心のつぶやき。

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          謎の「Ve」ナントカ

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          事件

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          マレーシアで出会った「友達のいない」日本人

          2022年12月23日。 コロナ以降初、4年ぶりのマレーシアだった。 空港に到着したのは夜10時をまわったころ。そんな時間なのに、ターミナルはまだ人で溢れ返っている。 アジア系、アラブ系、インド系……人種の坩堝、マレーシア。様々な肌の色と様々な人々の匂い。スマホを空港のWifiに繋ぐと、今回招聘してくれたマレーシアのプロレス団体・APAC総帥のシャウカットからWhatsAppに連絡が来ていた。 「着いたか?」 「たったいま」 「俺の使いが迎えに来てるから連絡し合っ

          マレーシアで出会った「友達のいない」日本人

          アンタお目が高いわねえ!

          本心のつぶやき。

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        記事

          マレーシアで出会った「友達のいない」日本人

          2022年12月23日。 コロナ以降初、4年ぶりのマレーシアだった。 空港に到着したのは夜10時をまわったころ。そんな時間なのに、ターミナルはまだ人で溢れ返っている。 アジア系、アラブ系、インド系……人種の坩堝、マレーシア。様々な肌の色と様々な人々の匂い。スマホを空港のWifiに繋ぐと、今回招聘してくれたマレーシアのプロレス団体・APAC総帥のシャウカットからWhatsAppに連絡が来ていた。 「着いたか?」 「たったいま」 「俺の使いが迎えに来てるから連絡し合っ

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          アンタお目が高いわねえ!

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          小説・舞依とレイコの空手チョップ……第1話

          ※前回はこちら ■第1話 暗闇の中……ここはどこだ……ワシはいままで何をしていたんだ? ん…… ジワジワと感じるぞ…… 上からの熱い光……下からの振動……ざわめき……そして……汗とかすかな血の匂い…… ワシはこの感覚をよく知っている…… そうだ、ここはリングだ。ワシはいまリングの上にいるんだ。試合をしていた?すべては目を開けてみればわかること。 うっ、まぶしい! 影法師……誰だ、こいつは? 「大丈夫か!大丈夫か!」 って……ずいぶん動揺しておるようだが。

          小説・舞依とレイコの空手チョップ……第1話

          昔はいろいろあったけど……さようなら、金六さん!さようなら、IWAジャパン!

          金六さんが亡くなった。最近のファンにとっては「金六さんて誰?」ということになるのだろうが、IWAジャパンの少なくとも初期に関わった者にとっては、改名後の浅野起州ではなく浅野金六というオリジナルネームこそにしっくりきてしまうはず。いや「金六さん」だ、金六さん。オレたちにはそれこそが最もしっくりくる。そんな金六さんとTAJIRIの歴史は、期待にたがわず新宿二丁目で幕を開けた。いまからちょうど30年前のことである。 1994年6月。オレは、後楽園ホールでおこなわれたIWAジャパン

          昔はいろいろあったけど……さようなら、金六さん!さようなら、IWAジャパン!

          時の流れ

          本心のつぶやき。

          時の流れ

          バカな通りすがりに一言

          つい先ほど

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          それぞれの命日

          本心のつぶやき。

          それぞれの命日

          エディ・ゲレロとTAJIRIがタッグ王者になる前日までの奇妙な関係

          ※2022年5月19日筆 19年前の昨日は、エディ・ゲレロと組んでWWEタッグ王座を奪取した日だったらしい。アメリカで何かの実績を残した日を迎えると「〇〇年前の本日は✕✕の日」という英語の書き込みがtwitterに流れてくるので、それで知る。 エディと組んでタッグ王座に挑戦する話は、その前日に、しかも空港で、当時エージェントだったディーン・マレンコにいきなり聞かされた。エディと組むはずだったチャボ・ゲレロが、確か上腕二頭筋断裂だったかで欠場することとなり、オレにお鉢が回っ

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          エディ・ゲレロとTAJIRIがタッグ王者になる前日までの奇妙な関係

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          オリジナル版・プロレス深夜特急……第2回

          ■陽がかげりはじめた庭。大陸サイズな冷蔵庫のドアが開け放たれたかのように、紫色に変わりつつある大気がみるみる冷却されていく。朝鮮半島の過酷な冬が、すぐそこまで迫ってきているのだ。 年季の入った鉄アレイやバーベルが、無造作にいくつも転がっている。握ってみた。ひんやりと冷たく、ズッシリと重い。 「ナニカシテマスカ?」 背後に、白いジャージを着た初老のおじさんが立っていた。 オレの顔を見て微笑むと 「ニホンジンデスカ?イラッシャイマセ」 宿のご主人なのだろう。軍手をはめ

          オリジナル版・プロレス深夜特急……第2回

          角打ち探訪記

          うちからすぐ近く。以前から気になっていた店。 いわゆる、角打ち。 どういうものか、皆さんはご存じだろうか。 【角打ち (かくうち)とは】 酒屋の店内において、その店で買った酒を飲むこと。また、それができる酒屋のこと。 上記の意味から派生して、安く飲むことができる立ち飲屋を「角打ち」と表現することもある。 ※wikipediaより そんな角打ちが、うちのすぐ近くにあるのだ。表向きは酒屋だが、よく見りゃ「角打コーナー」としっかり書いてある。 オレの人生において、角

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          いつまでも

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          いつまでも

          秘密濃度高めな話vol.1

          メンバーシップに加わってくださった皆様方のために、あまり公にはできない秘密濃度高めな話し。 今回書くのは関係者からいまだに「あれはなんだったんですか?」と尋ねられることの多い、G1クライマックス2009でのvs棚橋戦の試合開始直前。その日の解説者だった山崎一夫さんが乱入した事件の真相についてである。

          秘密濃度高めな話vol.1