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「7分しかない!」

昨日たまたま、この試合の映像が流れてきた。

https://x.com/OTD_in_WWE/status/1888744606566605298?t=c9OryIolJZDVGQSm2EtFuQ&s=06

なぜか開いた画面で貼り付けられないのだが、クリックすれば見られるはず。

20年前の先週。2005年2月4日にさいたまスーパーアリーナでおこなわれたWWE日本公演。日本初のRAW収録。リーガル師匠と組んで、ラ・レジスタンスからWWEタッグ王座を奪った試合。

過去の刊行物に記しているのだが、オレはすでにこのころ、WWE退団を視野に入れていた。なのでこれが最後の日本公演であると意識してリングに上がっていた。そのことを、この時点ではまだ誰も知らない。ただ、リーガル師匠にだけはそれとなく伝えてはいた。

なのでこの日はオレの中で、なんだかすべてが最終回のようなしんみり感に包まれていたというか。この先へ進んでもどこかへ続く道はなく、断崖の眼下に蒼い大海原がどこまでも不安に広がっている……大会の盛り上がりとは裏腹に、そんな印象な一日として、今も記憶に残っている。

で、RAW唯一の日本人選手の凱旋。しかもタッグ王座に挑戦と。お膳立てとしては最高である。しかしこの日。

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