ちゃんことプロレスの話し

※プロ格連載2023年2月16日掲載分。手前ミソですが読み返してみたら面白かったので、少々手直ししての再録ですw

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ちゃんこには、それを作った者の人間性があらわれる。

繊細なちゃんこを作る者は感性も繊細だし、大雑把でうまくないちゃんこを作る者は人間性もテキトーで粗雑だ。今回はちゃんこと製作者から見えてくるプロレスとの関係性について語ってしまう。

オレがデビューしたIWAジャパンには道場もなければ合宿所もなかった。なのでちゃんこには縁がなかったが、大日本に所属してからは毎日稽古後はちゃんこという初めてのレスラーらしい生活が幕を開けた。大日本で、いちばんうまいちゃんこを作るのは圧倒的にアブドーラ・小林だった。当時の彼はまだデビューしたての若手。試合はどん臭く、人柄もどん臭い。しかしなぜか、彼が作るちゃんこは味が繊細だし見てくれもよかった。なので当時は

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