坊主のすゝめ(きっかけ編)
私は坊主頭を気に入って、マイバリカンでのセルフカットを続けている坊主女子(おばさん)。現時点で坊主というスタイルを選ぶ女性(男性も?)は少ない。が、実は興味がある、いつかしてみたいと思っている隠れ坊主予備軍は結構いるのでは?そんな人に届くといいなと思い、私の坊主への道 ロードtoボーズをまとめてみる。
まず、坊主デビューあるある、きっかけ4選はきっと、1禿げ始めた 2おしゃれ追求型 3究極のズボラ型 4病気 かと想像する、かってながら。私は、究極のズボラ型と病気のハーフアンドハーフだ。
そもそも、私は自分のヘアスタイルに関心が持てない。手入れが楽であればなんでもいいと思っていた。普通に適度な長さを保っていた時期もあった。とにかく全て一つに括って結んでしまえばなんとでもなる。
しかし、究極のズボラ型の私は美容院に行くのが面倒で髪が伸びる。すると、今度はさらに面倒になるのだ、洗髪が。長くて重い髪を風呂で毎日洗いながら「この私の長い髪になんの意味があるのだ?この労力になんの価値があるのだ?」とイライラしていた。
そして、一念発起。散髪にいき、今度はかなり短くしてもらう。
しかし、結べない髪の毛は今度は寝癖直しが面倒になるのだ。で、また思うのだ。「寝癖を直して髪を整えやなあかんこのサイクル無駄すぎやしないか?」と。
結局、仕事をしていた時代は色々規定もある業界だったので、まさか突然坊主頭に刈り上げることはできず、結んで凌ぐか、超ショートにして手間を減らすかの二択だった。
しかし、そんな私にも転機が訪れた。まず、仕事を辞めて無職になった。しかも、ある日突然大量に髪が抜け始めたのだ。これは、後から検査してわかったのだが、婦人科系疾患からの極度の貧血状態が原因だった。血液の数値をみた医者に「本当に生活に支障ないの?輸血を考えてもいいレベルの数値だけど・・・」と言われた。そら、髪も抜けるさ。
確かに、爪がボロボロでどんどん剥がれてきていた。確かに、髪がよく抜けるなとは思っていた。が、気にしていなかった。元々、毛量がかなり多く、あまり変化に気が付かなかったのだ。それが、ある日突然、髪を触ったら、ごっそり抜けたのだ。ごっそりだ。それ以降はまるでホラー映画だ。風呂場で洗髪すると、特に触ってもいないのに、シャワーをかけただけで、排水溝に髪がトグロを巻くほど一気に抜ける。その後風呂からあがってドライヤーの風を当てただけで後ろの壁に抜けた髪の毛がたくさん張り付く。←これ本当にホラーな光景。調理していてもハラハラと髪の毛が落ちてくる。と、生活に支障をきたすようになったので、ここぞとばかりに坊主にした。
そして、思うのだ。「髪型が変わったところで、私なんか変わったか?どれも一緒で大差ないやん」と。だったら、一番お金も手間もかからない坊主が私にとっての正解なんちゃう?と思う。だから、薬を飲んでおそらく今は伸ばそうと思えば髪は伸びるが、マイバリカンで坊主を継続中だ。
実は坊主にしてみたいという願望を持っている人も少なからずいるだろう。あなたの、仕事環境がそれを許すなら、他人の目はさほど気にせず、一度自分の心の声に従ってエイッとチャレンジしてもいいのでは?どうせ、髪はすぐ伸びる。失敗した、と思ったら、今はおしゃれな帽子もたくさんあるし大丈夫。
そして、意に反して髪を失う人も少なからずいるだろう。頭髪・ヘアスタイルは、あなたの一部だけど、一部に過ぎない。ただの一部。確かに、目立つ一部かもしれない。でも全てではない。頭髪・ヘアスタイルでしか評価されないなんてことはあり得ない。また、頭髪・ヘアスタイルだけで評価するなんてこともあり得ない。だから、大丈夫。だって、どんな髪型であってもあなたはあなたでしかない。いい意味で大差ありませんよ と私は言いたい。
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