5.バンドT着てるタイプ
前回のお話はこちら!まだの方はぜひ↓ロンドンの穴場観光?地も紹介してます
隣に座った彼は
ムキムキのマッチョでつやつや。神々しいオーラを放っていた。彼の名はトーマス。
ロンドンで警備の仕事をしているという。ロシア人だった。どおりで目が鮮やかに青いわけだ。警備をしてるだけあってムキムキなわけがわかる。彼はターゲットマークにthe jamとプリントされたTシャツを着ていた!
私は嬉しくて、「The jam好きなの?」と聞いたら、「なにそれ?」と言われてガッカリ。
どうして普段からバンドT着てる人って、実際にはそれほどファンじゃないって人ばかりなの?あれ、不思議。
英会話クラスが終わったあと、一緒にごはんにいかないか?と誘ってくれた。アンジーは外食が嫌いなのと学生のためにお金がない。(私が持っていた語学学校のstudentvisaはアルバイトも違法です)
誘いにしぶっていたら、奢るから!と言われ手を引っ張られた。
トーマスのお気に入りというイタリアンバーで飲んだり食べたりした。アンジーは、とりあえず酒を飲んだ。
なぜなら積極的に会話をしようと食いつくためだ。デートではなく、こちらは真剣な英語学習なのだ。
すまんな、トーマス。
その日は金曜日の夜。お互い次の日は休みだと知っていた。深夜まで、いや朝まで一緒にいることを求めてたトーマス。私は結構呑んだけど、家に自分の足で帰らなければならない。という緊張感からそんなに酔っていなかった。甘い誘いモードに入るトーマスを前にアンジーは「明日は朝から用事があるのでまたねー!」と連絡先だけ交換して帰った。
明日の朝というのは、また別の英会話サークルに参加する予定だ。
家に着く頃に連絡をくれるマメ男なトーマス。
「無事についた?」「楽しかった。」「明日はなんの用事なの?明日も会おうよ!」という感じで。
英会話サークルに行くことを伝えたら、トーマスも興味を持ち一緒に参加することになった。
プロポーズまであと544日
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