仕事にならなくても、地方のマイナーだけどすごい歴史のことばかり発信していきたい。
「いやぁ、奇特な人がいるものだと思っていたんですよ」
人口24000人の豊前市に移住してから、「これはすごい」と豊前市や周辺の史跡を巡り、神楽を見に行き、noteやインスタグラムはもちろん、Webサイトまで自作して(有料プラン)発信していたら、地域の人にそんなことを言われることがありました。
「自分らには当たり前のことだから分からないけど、そんなにすごいんですか?」
そうです、すごいんです。
何がすごいって、移住した豊前市や周辺はかつて「豊の国」と呼ばれ、ミステリアスな宇佐神宮に、半島全体が六郷満山そのものという国東半島、修験道の聖地「英彦山」、驚くほどの古墳が残るみやこ町など、知れば知るほど面白い、そして行政区の縦割りを越えてつながっています。
最近では宇佐神宮とは逆向きの「右三つ巴紋」からスタートして、このエリアの山に残る「海」の謎など、もっと掘り下げたいと思うことばかり。
ただし、冒頭の「奇特な…(非常に珍しく不思議なさま)」と言われるように、マイナーなジャンル過ぎるのは分かっていて、自分の力では仕事にできる気がしません。
かなり性能を上げているchatGPTでも、謎に関する回答は拾ってくれない。
それだけ情報が少ないし、検索する人も少ないということでしょう。
豊前市役所や豊前の観光まちづくり協会から、Webサイトの記事制作などの依頼はいただくことはありますが、豊の国エリアで市はおろか県をまたいでの発信は、歴史のジャンルでは依頼をいただくのは難しい気がしています。
(依頼があるとしたらどこから?国?)
マイナーであっても、需要が今は少なくても、すごい歴史なんです。
どんどん地方が衰退していっているけど、ギリギリ史跡や祭礼行事もまだ残っているところも多いから、今、形に残したい。
このまま消えるのは勿体なさすぎる。
▲頼まれていないのに作った求菩提山 お田植祭の動画(公開許可はいただいている)
誰に頼まれたわけでもなく、歴史の謎を発信していたら、他のエリアの方からの情報提供もあったり、あぁここにもっと時間を注ぎたい、と年が明けて強く思うようになりました。
今までは仕事をしながらの合間だったけど、どうにかして逆転させたい。
足腰が動くうちに、目がちゃんと見えるうちに、現地に行って記事化したい。
↑今の段階でも、もう行けないんじゃないかという山
仕事にならない歴史の発信を存分にしながら、どこかで仕事として報酬を得るような仕組み。
それは運営している古民家図書館で可能かもしれないと、今イメージしていることがあります。
貸し切りコワーキングスペースにしたらどうかと考えています。
民泊にするには手間がかかり過ぎるけど、1日貸しなら。
それはもっと多くの人にこの古民家を体験してもらいたい、という気持ちともリンクします。
古民家図書館の伝え方教室の生徒さんのひとりと先日お話したとき「2月中にネットショップを再オープンしたいから、プロフにもそう加えたんですよ」と聞いて、自分も宣言しようとnoteに書いてみました。
「そんなことできるはずない」ではなく、「どうやったらしたいことが叶うか」と思考を変えるためにも。
書いたからにはやらないと。
↑この教材づくりもこの夢をかなえるためのひとつ