地方で個人のPRには、名刺が最強?
2021年に移住してから約2年住んだ古民家を、2024年の春からオフィスと小さな図書館スペースにしようと計画している。
移住してから、ローカルメディアのライターとして活動したり、市役所や観光協会と一緒にお仕事するようになり、ジワジワと知る人も増えたとは思う。
まずは知っている人にはSNSで「こんなこと始めようとしています」とは伝えているが、初めましての人に伝えるのは中々ハードルが高い…気がする。
「そもそもあなた誰?」から始まるのだし。
そこでふと、昨年から市役所の方に提供しているデザイン名刺を思い出した。
自治体や部署にもよるみたいだけど、公務員は名刺は自腹であることが多いようだ。
この名刺のデザインを依頼してきた方々も自腹であったけど、「もっとこの地域をPRしたい」と仰り、一緒にデザインを作った。
「東京の方に『豊前』って言っても、読み方も場所も分かってもらえないんですよね」
「今の市の最新情報を知らせたい。Webメディア『活まち』の豊前市のQRコードも載せたい」
「自分たちが撮った面白い写真を載せたい」
という役所の方のアイデアを盛り込み、
かつ、豊前市の言語化しにくい心地よさを伝えたくて、既に作っていた自分の動画のQRコードもセット。
伝えたいことを盛り込んだからか、「渡した相手と話題ができた。」「話が広がった」と喜んでいただけた。
それを聞いて、名刺をあらためて見直した。
「初めましての方にチラシを配るのは難しくても、名刺なら渡しやすいな」と。
名刺のデジタル化がまだまだな地方では、初めましてのときの必須アイテムといえばアプリではない。紙だ。
人のために作ったデザイン名刺を、自分のためにも作ってみようと思う。