小さなサービスの伝え方を学び、使える教材づくり
移住した豊前で2年ちょっと住んだ古民家を、小さな図書館として借り直したのが昨年の春。
年も終わりになって古民家図書館に現れた、「ここに来たら何かあるんじゃないかと思って」という女性がきっかけで始めた、フォトライターの伝え方教室(仮)。
移住元で登壇したリアルセミナーでいただいたアンケートがヒントになって、今までよりもっとショートカットできる方法がないか考えている。
Webサイトを作るための初心者向けのセミナーをして感じたこと。
学んで実践してもらったけど、到達地点の目標をもっと上げられないか。
もっと早く、確実に伝える力を得る方法。
「実現したいことがあるけど方法がわからない」という生徒さんから相談を受けて、「まずは名刺にしましょう」と名刺から作ることにした。
いきなりWebサイトやSNSや敷居が高いので、まずは身近なところから。
参考にしてもらえるようにとデザインした自分の名刺をベースに
生徒さんに「自分の場合はこう書く」というところを考えてもらう。
言語化は、したいこと、すべきことの整理にもなる。
今まで多くの小規模事業主の方にWebサイトの作成方法を伝えたり、支援してきたけど、今までの自分の方法では、何か足りないと思っていた。
受講者が伝えるための知識を学ぶのは、伝える力を持つためだから。
学んで、すぐ使える形まで渡すことができたらいいんじゃないかと思った。
何のために学ぶのかが明確なほうがモチベーションは上がる。
やってみようという気になりやすいだろう。
どんなものができるのか、見えないより見えたほうがよい。
だから最初にこちらでお手本になるような形(名刺・Webサイト)を作る。
名刺というフレームに対して、お手本を見ながら伝えるべきことを入れ替える。
自分のことをイチから言葉を考えるのは難しくても、違う人の視点を持てたら文章は書きやすい。
生徒さんも「これならできそうです」と言っていたし、ちゃんとしたデザインの名刺が使えるなら心強いとのことだった。
シンプルだけどビジネスに必要十分なデザインであれば、スタートしたばかりの人の武器や防具になってくれるだろう。
教室は始まったばかりなので、実際に使ってもらい、あがってきた声を反映しながらブラッシュアップしてみたい。