J-REIT振り返り(5/1-5/12)
とりあえず株がとても強いです。リートも追随してくれると嬉しいのですが、そうならないのはいつものことです。
東証REIT指数の推移
5/12時点:1,856pt(4/28比-0.9%)
GWの週は反落し、その後5/9に1,892ptと1/4の年初来高値に迫りましたが、再度下落しました。3月の安値から150pt近く上昇したので、反動が出やすかったのでしょうか。
三鬼商事の月次のオフィスデータが発表され、都心5区の空室率は6.11%と約2年ぶりとなる低さとなりました。今後大規模ビルが竣工されるため、統計上の空室率が上昇する可能性は高いですが、成約も一定程度進んでいるようです。
騰落率上位
1 大江戸温泉リート 3.2%
2 アドバンス・ロジスティクス 1.2%
3 ジャパン・ホテル・リート 1.2%
4 日本プロロジスリート 1.1%
5 星野リゾート・リート 1.1%
ホテルと物流が並んでいます。個別の材料は少なかった気がします。
騰落率下位
1 日本ビルファンド -4.0%
2 インヴィンシブル -3.4%
3 ヒューリックリート -2.2%
4 日本プライムリアルティ -2.1%
5 森ヒルズリート -2.0%
オフィス系が依然弱いです。
日本ビルファンドは年初来安値を更新しました。分配金利回りは4.2%、稼働率は3月末で97.2%と昨年12月末(96.1%)から改善していますが、見直し買いはありませんでした。
物件売買等
ユナイテッド・アーバン(8960)
栄の住宅(14.5億円)を売却し、東松戸の商業施設(22億円)を取得します。23年11月期に3億円程度の売却益が発生見込みです。
ケネディクス商業リート(3453)
水道光熱費収支の改善により、業績予想を上方修正しました。
予想DPUは23年3月期が6,360円→6,514円、23年9月期が6,240円→6,570円です。昨年10月のPO発表以降、投資口価格は低調でしたが、見直されるきっかけとなるでしょうか。来週17日(水)に決算発表予定です。
終わりに
4月以降の上昇局面に乗り遅れた人が押し目で入ってくるのか注目ですね。後は来週は3月決算銘柄の決算発表があります。ジャパンリアルはPOしたばかりなので新しい材料は少ないかもしれませんが。
JGBの利回り低下を見ると、ショートカバーや諦め買いが一部出ているようには見えますが、リートや現物不動産の動きも見られることを期待したいです。