J-REIT振り返り(6/5-6/9)
日経平均は高値から1,000円超下げましたが、SQ前のゴチャゴチャだったんでしょ、で片付けられそうな雰囲気です。リートは相変わらず大して面白みのない値動きです。
東証REIT指数の推移
6/9時点:1,875pt(前週比+0.7%、始値1,870、高値1,877、安値1,841、終値1,875)
高値圏で荒っぽい値動きになった日本株につられてか、8日に1,841ptまで下落しましたが、翌日には30pt超戻しました。5月以降1,850pt割れの時間は短く、底堅い推移と言っても良いのではないでしょうか。
三鬼商事が5月のオフィス市況を発表しました。
東京ビジネス地区の空室率は6.16%(前月比+0.05%)、一坪当たりの平均賃料は19,877円(同-19円)でした。
空室率は6%台で一進一退です。今後虎ノ門エリア中心に新築ビルが竣工するため、もう少し空室率が上がるとの見方が多いです。
騰落率上位
1 大和証券オフィス 3.5%
2 日本プロロジスリート 3.4%
3 産業ファンド 3.2%
4 コンフォリア・レジデンシャル 3.1%
5 日本ロジスティクスファンド 2.4%
出遅れ感があったためか、大和証券オフィスが上昇率トップです。他のオフィス系も比較的堅調でした。ロジとレジは5月末以降急反発しています。
騰落率下位
1 ジャパン・ホテル・リート -3.2%
2 積水ハウス・リート -2.1%
3 大和ハウスリート -1.9%
4 インヴィンシブル -1.7%
5 ユナイテッド・アーバン -1.7%
ホテルと総合型が占めています。総合型は前週まで強かったのでその反動ですかね。
物件売買等
目立ったニュースは少なかったです。
強いてあげれば、いちごホテルはスポンサーによる投資口追加取得(Max10億円、総投資口の3.9%程度)を発表したことや、GLPが3物件(大阪の八尾市2物件と滋賀)の取得に関する優先交渉権を取得したことくらいでしょうか。
終わりに
上昇に力強さは感じられないですが、大して売られもしません。このままじり高となってくれれば良いですが。
来週は中銀weekです。FRBの利上げ打ち止め期待が高まれば買い?でも日銀はこれから政策修正するかもしれないから売り?等々ありますが、結論はまだ出ないのかもしれません。よく分からなくても、利回りはそこそこあるし、決算もしっかり数字出せてるなら買っても大火傷はしないでしょが今の持論ですが、なかなか買われません。
4月決算銘柄の決算発表も始まります。どうせ見直されないのでしょうが、オフィスの状況はちゃんと確認したいですね。