【不思議なことには裏(真実)がある】 円は何故安いのか(No.2/ 2024年5月10日)
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円は何故安いのか
第一回は「ドルは何故高いのか」でした。
ドルの購買力は円やユーロに比べて低いのに為替市場では断トツなのは何故かを説明した。
又、いかなる市場もスペキュレーション(投機)で成り立っているから、固定化するドルの購買力正価や金本位制を採用することは出来ないと述べた。
だから、投機相場である為替市場のドルの名目価値を市場と経済のベースにしているのである。
今回の第二回は、「円は何故安いのか」について述べる。
FRBはリーマンショック(2008年10月)の直後から大規模金融緩を実施、経済回復をはかった為、ニューヨーク株価は2009年3月から上昇し続けた。
アメリカだけが世界の経済復興を牽引する為、欧州や日本が緩和政策に入ったのはアメリカより5年遅れの2013年4月(欧州は5月)からであった。
アメリカの株価も経済もバブル化の兆しが見えてくると、FRBは2017年から緩和を縮小し、徐々に緩和出口に向かった。
一方、日本は緩和開始が遅れたので5年間経済は低迷、出口の見えないままに今なお緩和を続けている。
その結果、10年にわたり日本から1,550兆円もの投資資金がアメリカを中心に海外へ流出した。
海外投資、外貨預金とは円を売って外貨(ドル)を買うことだから円安要因である。
アメリカがインフレとの戦いで2022年3月から利上げ政策を採っても、デフレ体質である日本は利上げが出来ず2013年以来の緩和政策を続行せざるを得ないので日米金利差は拡大の一途。
結果、マイナス金利(2024年4月の政策決定会合で解除された)の日本から高金利のアメリカへ資金の流出が止まらない(円を売ってドルを買う)。
日本経済がデフレ体質であるが故に欧米のようにインフレになっても利上げが出来ず緩和を続けなくてはならない。
日銀はゼロ金利を維持したままでFRBの利下げを待つしかないのである。幸い、円安続きで2023年の国際収支は2022年の約3倍の黒字25.3兆円になった。
ところが貿易収支の黒字は円高要因なのに財務省による大幅黒字発表後も円安が続いている。
一体、何故だろうか?
まだ何か大きな円安要因があるのだろうか?
「モノを作っても日本では安くしなくては売れない」と述べた通り、もう一つの円安要因は日本経済がデフレ体質だからである。
では、何故日本経済は万年デフレ体質なのか。
それは、歴代の内閣が「構造改革」を口にしながら中小企業救済の美名の下に不採算企業や斜陽産業のリストラを怠ってきたからである。
と言うわけで、恒常的円安の犯人は政府・日銀である。
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