ドルコスト平均法 とは
一言で説明すると「積み立て」です。
市場の先行きは誰にもわかりません。
自分では安値だと思って資金を投じるわけですが、「安いと思って買ったら高値掴みだった」ということはよくある話です。
ドルコスト平均法の最大のメリットは初心者でも簡単に実践できることです。
毎回同じ金額を同じタイミングで機械的に買っていくだけで、高値掴みをすることなく平均的な位置で購入できます。
どれだけ良い銘柄に投資しても、買う位置が悪ければ確実に損をするわけですが、ドルコスト平均法を使うことで、このリスクを回避できます。
手元にあるお金を投資しようかなと考えたとき、いきなり全額投資するのは得策ではありません。金融商品には値動きがあり、どのタイミングで購入すべきかの判断は難しいです。そこで必要なのは「時間分散」です。
ドルコスト平均法で平均購入単価を低くする
ドルコスト平均法は定期的に定額で購入し続ける方法です。定額購入するので、値動きをチェックする必要もありません。
月ごとに価格変動する、みかんの購入に例えると、よりわかりやすいと思います。
毎月4個ずつ購入するよりも、毎月400円ずつ購入した方が、1個あたり37.5円安く買うことができました。
「同じ数ずつ買う」よりも「同じ金額ずつ買う」方が、価格が高い時に少なく、価格が安い時に多く買うことができて、平均購入単価を低くすることができたからです。
毎月一定金額ずつ購入することで、購入コストを抑える投資法を「ドルコスト平均法」と言います。数ではなく、金額に着目した投資法です。