見出し画像

『貴方の心は氷のように冷たい』と嫁にディスられるので思案してみた。

ドラマやアニメで離別シーンがあるとチラと横を見る。

あら、泣きそう。
あ、泣いた。

・・そんな嫁と生活している2号。


心が揺れる場面であることは、一緒に見ていれば理解できるものの『ここで泣くの?』と思うほど涙腺が緩いので、思わず吹き出してしまうことも少なくありません。

すると『貴方は、心が氷で出来ているから涙が出ないんだ!』と、その度にののしられます。

そんな日常の呟きです。

涙腺かなり緩めの二人とそうでもない一人

嫁と子供はアニメ好き

『今のはどこが涙ポイントなの?』

そもそも、そんな事を聞かなければ『心が無い』なんてディスられはしないという事は解っているのです。

それでも既に十数年、そんなやりとりをしているので、つい余計なセリフが口からでている2号。

うん。
反省すべき点は多々あります。


そして、幼少期の息子は更に感情移入が激しかったらしく、某国民的アニメの3DCG映画(STAND BY MEのヤツね)を観に行った時の話が未だに会話に上がります。

映画の中盤、周囲は誰も涙するようなシーンでないところからすすり泣きが始まり、クライマックスには呼吸困難になるほど号泣、嗚咽が止まらなかったらしい。

嫁曰く『隣の席でトドが鳴いてた』のだという。

それは終幕迄続き、我が子はタオルを握り締め、嗚咽する自分の口を必死に押さえていたらしい。

だがしかし・・・残念なことにその行為は、ほぼ無意味と思われるほどの惨状だったと聞きました。

一緒じゃなくてよかった(笑)。
本気でそう思うのでした。

涙腺は人それぞれですよね?

いつの間にか嫁が購入していたウシアブ

そんな息子も中学生になり、TVや映画で涙する姿を殆ど見なくなりました。

それでも本質が変わっていないのは、親ならわかるもの。

現在では、自分が危ないと思うシーンがあれば、その場を離れるか、涙をためる嫁をからかって気持ちを切り替えるという方向に成長。

結果的には、その行為自体が父から継承されたものとして、罪も無いのに2号が責められるという構図の完成です。


ちなみに、一応弁明するなら2号だって、感情で涙する事もあります。

それどころか、その他大勢の人類と比較しても、緩い側に入るだろうと思う位です。

ただし・・

ジブリ映画を見れば高確率で涙する嫁。
普段は空気読めないのに涙腺が緩すぎる息子。

自分以外の二人が目盛りを振り切っている為、同じ基準で測れないだけで、おとーちゃんだって涙する事はある訳です。

きっと二人もその位は解っていながら、それでも2号をディスっているのだと思う事に決定です(笑)。

映画やドラマで涙した経験くらい、2号だってありますしね!

おまけ

認知症になり約1年のばあば。

そんなばあばは、何故か2号の嫁と仲が良く、以前は毎週のようにばあばから電話が掛かってきて、長電話に付き合わされる義母と嫁の関係(笑)。

出不精な嫁は、連休のタイミング程度でしかばあばと会う事はありません。

それでも、何かについて気にかけ、2号にばあばの様子を聞いてきます。

連休で2号の実家に宿泊した時には、ばあばに気を使って、公衆浴場に誘い自分が付き添ってくれるのも感謝しかないのです。


後日、その件で嫁と話した時、不覚にも涙腺が緩んだ2号。当然、後日めっちゃいじられたのでした。

おしまい

いいなと思ったら応援しよう!