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MRI搭載車で仕事の空き時間に受診

フリール 全国にレンタルサービス

 ㈱フリール(群馬県高崎市)は高度画像診断装置を搭載した車両(MRI搭載車が7台、CT搭載車が10台)を保有し、全国にレンタルするサービスを提供している。
 病院で使用するMRI装置、CT装置を車両に搭載し、必要な場所・時間・期間に応じて、必要な技術支援(技師・放射線専門医による撮影・読影)と共にレンタルする。
同社では、日本の道路事情に合った世界最小のMRI搭載車も開発し、CT検査では実現できなかった高度な検査をより身近に提供する。
 用途としては、巡回型検診車として、病院で受けていたMRI脳ドックを、事業所・工場・公民館など要望に応じた場所で受けることが出来る。
 検査に要する時間は、MRIの場合約25分間、CTの場合約5分間のため、仕事の空き時間の間に受診が可能で、事前に検査時間枠も決める事が出来るのでほぼ待ち時間無しで案内が可能だ。
 また、パワーゲート(側面)の昇降により、ストレッチャー、車椅子のままでも導線確保が出来てバリアフリーに検査が受けられる。発見できる主な疾患は、頭部の場合、脳(のう)梗塞(こうそく)・脳(のう)腫瘍(しゅよう)・脳(のう)動脈(どうみゃく)瘤(りゅう)。肺の場合、主に肺がんや肺気腫(はいきしゅ)など。
 営業推進部の住吉佑之氏は、「運転中の意識障害、運動麻痺(まひ)による事故を減らすため、運転者が健康で安全に業務が遂行できる職場環境を整備することが求められます。くも膜下出血の発症率は50歳以降で急激に高まることから、中・高齢者は特に頭部MRI検査の受診を推奨します」と話す。(11月4日号)

【写真】MRI搭載車

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