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夢はホノルルマラソン優勝  丸鉄運送・鉄本社長

ダイエット目的で始めたマラソン

 丸鉄運送㈱(大阪府富田林市)の鉄本善久社長のライフワークはマラソンだ。
鉄本社長は高校を卒業してすぐ渡米。 アメリカ・カリフォルニア州で映画のCMプロデューサーとして働いていた。その頃の体重は86㎏。ダイエットと健康を目的にジョギングを始めようと一念発起した。
 今から15年前の2009年、鉄本社長40歳の春に、近所のサンタアニタパーク競馬場で5㎞マラソンがあると聞き、参加してみたが結果はさんざん。5㎞マラソンの平均タイムは、ランナーのレベルによって異なるが、初心者であれば40分前後とされるが、鉄本社長は45分かかり、翌日筋肉痛で動けなくなった。
 ランニング中、肩と背中の贅肉が揺れて邪魔だったので、トレーニングジムにも通い始め筋トレにも励み、走り込みにも力を入れ、長い距離も走れるようになった。
 その年の冬、自身初のフルマラソンであるホノルルマラソンに参加し、5時間31分44秒で完走を果たした。以後、様々な大会に出るようになる。
 2年後の2011年にはロサンゼルスマラソンでは3時間45分53秒までタイムを縮め、4時間を切った。その後2013年の東京マラソンを経て、2020年には北九州マラソンで自己最高タイムの3時間34分00秒をたたき出した。
 今でも2年に一度のペースでニューヨークシティマラソンやボストンマラソンへ参加している。
 当初の目的だったダイエットだが、マラソンを始めて2~3年後には理想の体重になり、その後ずっと維持している。
 現在も2日に1回は15㎞ほど夜に外を走るトレーニングを欠かさない。ジムでは10㎞走るのがルーティンワークだ。
 鉄本社長は高校時代は写真部に所属。元々スポーツの下地はほとんど無かったという。それなのになぜそこまでマラソンにのめりこんだのか。
 「走りながら沿道の景色を眺めていられるのは、最初の10~15kmまで。その後はもうそんな余裕が無くなる。35km地点が一番苦しい。こんな事やめておけば良かったといつも思う。それなのにゴールした瞬間、次はどのフルマラソンに挑戦しようかな?と考えている」。今、大きな夢がある。毎年12月にハワイで開催されるホノルルマラソン優勝だ。
(10月21日号)

【写真】2022年 東京マラソンを完走

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