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26台中13台にナットのゆるみ確認 大阪TSで大型車のタイヤ点検
大阪運輸支局
トラックGメン周知活動も実施
近畿運輸局大阪運輸支局は1月24日、大阪トラックステーション駐車場(寝屋川市)において、大型車のホイール・ ナットの点検を実施した。
近年、大型車の冬用タイヤへの交換時期に車輪の脱落事故が急増している現状を踏まえ、大型4社ディーラーなどの協力のもと、タイヤ交換後のナットの緩み等を確認する点検(増し締め点検)及び啓発活動を行った。
点検は午前10時から11時30分まで行われたが、同運輸支局によると、点検した26台の大型車中、ナットの緩みが13台確認され、うち6台は左側のナットすべてに緩みが確認された。
また、トラック・物流Gメンによる、トラック運転者に対する「2024年問題」に関する聴き取りや周知活動についても合わせて実施した。
大阪運輸支局輸送部門・稲住直樹運輸企画専門は、「トラックGメンについては荷主に対してアポなしで訪問し、啓発を行っている。ドライバーでは、Gメンの存在自体を知らないケースが多い。少しでも知ってもらえるよう啓発したい」と啓発チラシを配布していた。大阪運輸支局では、近畿運輸局らと1月27日に名神高速道路吹田SAでトラック運転者に対するトラック・物流Gメン周知活動(プッシュ型情報収集)を実施した。(2月17日号)
【写真】増し締め点検の様子