見出し画像

トラック業界にはない取り組み 持ち回りで自社倉庫を紹介

倉庫業者14社で倉庫見学会

 このほど寺本運輸倉庫㈱(兵庫県尼崎市)の中島倉庫と㈱中川工業所(兵庫県尼崎市)で倉庫見学会が開かれ、14社が参加した。参加したのは、すべて倉庫業者で、見学会は年2回程度行われている。
 見学会に参加したのは、倉庫業青年経営者協議会(倉青協)のOB有志。倉青協は、50才以下の倉庫業の若手経営者で構成される団体で、日本倉庫協会と協調しながら活動を行っている。
 いわば、トラック協会でいう青年部にあたる。そこの関西を中心としたOBが見学会に参加した。
 各社が持ち回りで自社倉庫の取り組みを見てもらい、情報収集、意見交換し、今後の事業戦略に生かす。トラック運送業界にはない取り組みだ。
 倉庫と一口に言ってもEC、重量物、紙、常温、低温など様々ある。寺本運輸倉庫の中島倉庫は危険物倉庫。参加者は興味深く、同社担当者からの説明を聞いていた。
 寺本運輸倉庫は運送業も行い、トラック協会にも入っているが寺本雅明社長は、「年2回程、倉庫業の仲間同士で訪問し合っている。事業展開やマテハンの活用、整理整頓の仕方、自家発電、IT機器の導入、消火設備などを見聞きし、大変勉強になっている」と話している。(8月5日号)

【写真】見学会の様子

トラック運送業界の専門紙「物流新時代」には、
関連記事を多数掲載しています。
試読のお申し込みはこちらまで