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365日24時間配送をスタート  関西カーゴトランス

コンピューター部品の運送 女性事務員も出動

 関西カーゴトランス㈱(松本秀宣社長、大阪市)は新規事業として365日24時間体制でコンピューターの保守部品を運ぶ仕事を8月から開始した。
 コンピュータ―会社のお客さんのサーバーで不具合が生じた場合に、いつでも部品交換に対応できるように出動する。運搬にはハイエース2台が使われている。
 緊急を要する場合は、保守部品を50坪の倉庫からピックアップし、専用のケースに入れて現地へ出動するが、4時間以内の到着が条件だ。緊急を要しない場合はピックアップした部品は宅配便で送る。基本的に名古屋より西、山口県までが配送範囲だが、区域を超えて配送することもある。現地ではコンピューター会社、エンジニアと待ち合わせ、納品する。
 関西カーゴトランスには、コンピューター部品の専門の配達員はいない。配送するのは事務職の人だ。5人でスケジュールを組んで配達に備えており、女性事務員も出動する。
 自身も緊急出動したという同社の梶原浩取締役は、「毎日、仕事がある。大雨の後はコンピューターの不具合が出やすいということで、台風10号の時は総出で対応することを心配していたが、そんなことはなかった。とにかく『何でもやっていこう』が弊社のスタンス。これからも攻めていく」と話していた。(10月7日号)

【写真】365日24時間体制でスタンバイする女性事務員と梶原取締役(右)

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