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人に代わってAIが電話を取り次ぎ ミライAI
電話相手の声を認識し自動応対
仕事中に電話対応に追われて作業が中断し、集中力が途切れてしまうことはないだろうか?また、最近若い世代では電話対応が苦手な人も増えている。更には、外出やテレワーク勤務で会社の固定電話にそもそも対応出来なくなったというケースもある。
ミライAIはグーグルの音声技術をベースに開発したAI技術で、電話相手の声を認識し自動応対するクラウド型電話AIサービスだ。人に成り代わってAIが電話を取り次いでくれる。要件を聞き逃したり、取り次ぐ相手を間違えたりする連絡ミスも防げる。
電話をかけてきた相手先はプッシュボタンを押す必要が無くAIと会話するだけ。取次ぎを希望しない場合や担当者不在の場合は、折り返し先と要件をAIが自動でヒアリングする。
電話終了後には、チャットやメールで聞き取った伝言をテキスト化し通知する事が可能。営業時間内は取り次ぎ、営業時間外は折り返し(チャットで伝言)など時間に応じて対応を変更できる。
会社内に同じ苗字の人がいる場合でも、所属部署などの細かい情報から担当者を絞り込める。「田中は複数名おります。営業部の田中ですか?管理部の田中ですか?」といった具合だ。
このサービスでは24時間365日対応可能。同製品の販売代理店の㈱ワダ(大阪市)では、「人員を抑えて今から事業を始めようというような、スタートアップ企業から好評を得ている。当社でも同じ苗字の社員がいるが、お客さんから問い合わせいただいた際にきちんと絞り込めている。設定やシナリオもカスタム可能で大変便利だ」と話す。(1月20日号)