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旅館のアメニティ巾着袋が有能可愛い
物を捨てない夫は、使いもしないものを溜め込んでおく習性がある。
捨てもしないが整頓もしないし、コレクト欲があるわけでもない。
という私も整理整頓が得意な方ではないし、夫が自分の領地に溜め込んでいるものは気にしないのだが、共有地にあるもので「さすがにもうコレはいらんだろ」と私が判断したものは勝手に捨てることがある。
乾いた紙おしぼりや予備がありすぎるコンビニスプーンやいつのかわからない醤油の小袋や汚れたショッパーなど、こんまりに言われるまでもなくトキメかない品々だ。風水的にもきっと良くない気が溜まるのではなかろうか。
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乱雑にまとめてあったショッパー類が想定エリア外に溢れてきたので、いい加減少し捨てるか…と中を確認してみたところ、温泉旅館で手ぬぐいや歯ブラシなどのアメニティを入れるビニール製の巾着袋がいくつか出てきた。
夫は旅行に行く時にこの袋を流用して使っている時もあるので、綺麗めなヤツだけ残しておいて他は捨てるか…と今までのようにゴミ箱行き裁判を行っていたところ、
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あれ…並べるととても綺麗。巾着袋には、宿の名前がプリントされているものも多い。
この旅館のアメニティ巾着袋のことが俄然気になってきたので、検索窓に[旅館 アメニティ 袋]などのワードをいれてググってみたところ、この巾着袋を「ビニール二重生地巾着」として販売しているサイトで詳しい情報が得られました。
こちらのサイトによると宿で使われる一般的なこの袋は、内側は防水性・密封性優れた低コストのLDPEで外側は高級感のあるマットなCPEでできていて、濡れたものを入れられるし中身も透けず破れにくいという、まさに温泉宿で館内移動に使うには申し分ない有能袋なのでした。アツい!
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なるほど中は鮮やかな青色でツルツル、外側はマットですべすべと肌触りがよい半透明で乳白色のビニールの二重構造になっておる。両側からキュッと絞れる二本紐仕様なので、だらしなく口が開いてくることもありません。
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こちらは以前、noteにも書いたホテルニューアカオのアメニティ袋です。
「ニューアカオ」だから赤色の袋にしたのかな?そう思って他の袋を見てみると、
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「季の庭・木の葉」という名前のお宿の巾着袋は、写真だとわかりづらいですが、庭に落ちた木の葉イメージの色合いです。
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「心やわらぐ宿 岩惣」こちらは珍しい両面プリントタイプ。これも画像わかりづらいですが、岩惣という名の宿だけに「岩」っぽい色味をしている気がします。
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「鉛温泉 藤三旅館」こちらはロゴやワンポイントだけに留まらず、歴史ある立居浴専用のお風呂のイラストが大きくプリントされてます。そして袋の色もやはり鉛色を意識した灰色に近い色をしているような。
確信した。やはり、宿ごとにイメージに合わせたアメニティ袋を用意しているのだなぁ。
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「大洗鷗松亭」色が違うパターンがきた。これもそういえばよくある。宿泊者も宿での使用中間違わないで済むし、女性にだけ化粧水などのアメニティが追加で入ってたりもあるので、スタッフさん的にもわかりやすいのだろう。
こじつけの気配ですが、大洗の海が夕日に染まるイメージで青とピンクな気がします。
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「別所温泉 旅館花屋」久々にアメニティ巾着袋があるタイプの温泉旅館に宿泊したので追加〜。大正ロマン溢れる有形文化財指定の旅館の花屋さんでは宿名なしにお花のワンポイントです。これは花屋の白い外壁をイメージしてると思われます。
こうしてみると、アメニティ巾着袋にも色々個性があることが見えてきて、今まで自分は持ち帰らなかったり、古いのは捨ててしまってきたことが悔やまれてきました。夫の捨てない癖のおかげで発見もあるものです。
とはいえ、別に集めるほどの気力はないし、今回紹介したものもそのうち捨てたいので、一度このようにまとめておいた次第です。
でも、もっと他の宿のアメニティ巾着袋を見てみたいので、もしこれを読んだあなたの家にも眠っていたら、ぜひどんなもんか #アメニティ巾着袋 とかつけてtwitterにアップしてほしいです。
宿の名前が入った手ぬぐいコレクションは見かけるし、アメニティ袋コレクターもきっとどこかにいることでしょう…。
番外編
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