第5回「回想」
みなさんこんにちは!ゲーム音楽大好き!ぶっとびです。
この企画は、ゲーム音楽大好きなぶっとびが「ここ最高だよね!」というところを挙げながらオススメの楽曲を紹介する企画でございます。
「全くの初心者です」という方から「ゲーム音楽に慣れ親しんだ方」まで楽しめると思いますので、どうぞ最後までお付き合い下さいませ!
さて第5回となる今回は、KONAMIの名作RPGから、少し短めなこの曲。
「回想」(by 幻想水滸伝2)
【基本情報】
ゲーム名:幻想水滸伝Ⅱ(通称:幻水2)
ハード:PS
ジャンル:RPG
発売年:1998年
作曲家:東野美紀
CD情報:Amazonの詳細ページへ
ピアノメインの、しっとりと切ない一曲です。
弦楽器が後ろでふわーっと楽曲全体を包んでいます。
美しいメロディラインが特徴的。
静かに感動を呼びますね…ぐっと胸に染み込んできます。
あまり盛り上げすぎず、静けさの中で感動を生んでいると言えるでしょう。
基本構成はシンプルにピアノと弦楽器。
そんな中で[0:40]から入ってくる声にこの曲のオリジナリティーを感じますね。
彼女の叙情的で力強い歌声が、「日本人の心」をガツンと揺さぶります!
(この点外国の方はどう感じるのか、ちょっと気になるところ)
[1:07]からはピアノソロになるんですよね。
メインメロディとも言えるここでピアノソロにするという、正に「引きの美しさ」…!
また、このメインメロディに入るときの一瞬の空白がとっても良い。長すぎず短すぎず。
[0:59]からの駆け上がるフレーズの余韻に浸っている間に、不意に鳴らされるピアノの高音の気持ち良さ…!
[1:07]までは細かく動いていた伴奏が、メインに入ると静かに和音を鳴らすだけになるんですよね。
まるで水面に波紋をつくるみたいに、静かにポーンポーンと鳴らされる。
ここで完全にこの楽曲の世界観にどっぷり浸ってしまいますね。
そして最後、すっと波が引いていくかのように終わります。
ラストのバイオリンの高音が、気持ち良く響いては遠くへ消えていきます。
いやーなんとも美しい!
全体を通して音域の使い方も効果的です。
前半はわりと中域(ピアノの鍵盤の真ん中あたり)と低域の音がよく鳴らされていますが、メインに入ると高域だけになる。
[1:22]からの弦楽器も高めのところを弾いていますね。
また、[0:40]からは女声を邪魔しないようにピアノのメロディは少し低めのところをなぞっています。
ちょっと専門的な言い方をすると、今までよりオクターヴ下(同じドでももう一段階低いド)を弾いています。
これにより女声のメロディラインとピアノのメロディライン、どちらもちゃんと聞こえるんですね。
この曲はストリングス・ヴァージョンもあります。
こちらは「押しの感動」だと思うので、よければ是非一度聞いてみてください。
どちらも聞くことでそれぞれの良さがよりわかるはず!
さてさて、いかがでしたでしょうか?
今回は選曲に時間がかかってしまい一ヶ月以上間が開いてしまいました…。
次の曲はもう決まってるので、なるべく早く更新したところ!
最後までお読みいただきありがとうございましたー!
ぶっとび
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